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第36回「新現役宣言フォーラム」

 

明日を変えよう!! Wonderful Aging
明日を変えよう!! Wonderful Aging

 
 

ゲスト:塩谷信幸氏(NPOアンチエイジングネットワーク理事長)
ゲスト:朝倉匠子氏(アンチエイジング・スペシャリスト)
ホスト:岡本行夫氏(新現役ネット理事長)
2010年4月3日、東京・永田町の星陵会館で第36回新現役宣言フォーラムを開催しました。ゲストにNPO法人アンチエイジングネットワーク理事長の塩谷信幸北里大学名誉教授、並びに同法人理事でエイジング・スペシャリスト朝倉匠子氏のお二人をお迎えし、ホストに岡本行夫理事長、コーディネーターを文化放送の竹内靖夫アナウンサーが務め、「明日を変えよう!Wonderful Aging」をテーマに、最新のアンチエイジングついて大いに語られました。
本題に入る前に恒例となった岡本理事長からの挨拶。海外の滞在先で感じる世界のグローバル化に比べ、その流れから取り残されつつある日本の現状を指摘し、単一民族的な思考を捨て開放型の社会に変えてゆく必要があると述べました。
続いて塩谷教授が登場。常に第一線で活躍してきた形成外科医の知識とキャリアを感じさせる説得力で「美しく老いる」ためのアンチエイジング論を語ります。身体の老化の要因として、DNAに組み込まれた情報であるという説、ホルモンや免疫力の低下、環境汚染や紫外線によるDNAの損傷、また最近話題の活性酸素による影響などを上げ、その予防にはQOL(Quality of Life =生活の質)の向上が重要であり、新現役ネットのような中高年の社会生活の充実を図る活動は大変意義があると評価いただきました。また女性に最も関心が高い皮膚の老化に関しては、健康状態を映し出し、外から直接操作が可能な事が他の器官との大きな違いである事、最新の医療外科手術の実例、紫外線・活性酸素・乾燥などの影響についてスライドを交え解説。結びに「外科医の私でもたとえばマザー・テレサにシワ伸ばしを依頼されたらがっかりするでしょう。僕自身にも形より心という思いがある証拠です。」と、あえて「美しく老いる」事への根源的な問いを残されました。
本日2人目のゲストは、衰えを感じさせぬ美しさで自らアンチエイジングを体現されている朝倉氏。右手の人差し指と薬指の長さを比べた場合、薬指が長い方が男性ホルモンが多いというイギリスの動物行動学者が発表した研究結果を冒頭に紹介し、来場者の感心を一気に高めて加齢によるホルモンバランスの変化と管理法をわかりやすく論じました。筋肉の増強、性欲の亢進などに作用し、チャレンジ精神を奮い立たせる「男性ホルモン」は、ロンドンの優秀なトレーダーにその量が多いという興味深い話しも。瞬時の勝負が続く職業である事が関係していると考えられるそうです。さらに性別によるホルモン減少のパターンの違い、ホルモン維持のための食事・運動・睡眠のとり方、夫婦の場合はお互いの変化を理解し合う事の大事さを訴えました。
その後来場者からの質問に出席者が応じることで、さらに実践的なアンチエイジング法が語られました。新現役世代の誰もが身近に感じる今回のテーマに、会場はいつもとはまた違った熱気に包まれたフォーラムとなりました。
このフォーラムの模様については、「らいん」Vol.32にも一部内容が掲載されますので、興味をお持ちの方はぜひそちらもお読みください。
(らいん:新現役ネット季刊発行会報誌、新現役ネット正会員に配布)

詳細情報

イベント名 第36回「新現役宣言フォーラム」
講師 明日を変えよう!! Wonderful Aging
対象者
開催日時 2010年4月3日(土) 09:00~09:00 午後2時~4時(受付午後1時30分)
場所
参加費 正会員:0円  準会員:0円  一般参加者:0円  
定員  
参加条件
備考