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創立10年記念特別講演会 元内閣総理大臣 小泉純一郎氏

 

日本の歩むべき道
日本の歩むべき道

 
 

開催日:2011年4月19日(火)午後6時開演

ゲスト:小泉純一郎氏(第87代・88代・89代内閣総理大臣)
ゲスト:島田 晴雄氏(千葉商科大学学長)
ホスト:岡本 行夫氏(新現役ネット理事長)

新現役ネットの創立10年を記念した特別講演会が、五反 田・ゆうぽうとホールで開催されました。ゲストに元内閣総理大臣 の小泉純一郎氏と千葉商科大学長の島田晴雄氏、ホストは岡本理事 長が務め、三氏に東日本大震災後の日本が進むべき道を論じていた だきました。
進行役は文化放送の竹内靖夫アナウンサー。

 冒頭の挨拶で岡本氏は、東北の被災地の惨状を訴え、会場の参加者と共に黙祷を捧げました。そして「震災以降、日本国民を率いる 事の出来る真のリーダーとして、この方の再登場を願う声をたくさん聞きました」と小泉氏を紹介。穏やかな表情で壇上に立った小泉 氏は、現役引退後の自身の近況を披露した後、「日本の歩むべき 道」をテーマに講演。
明治維新やその前後の戦争を経て近代国家を 築き上げた日本人の志の高さ、第二次大戦後、不屈の精神で目覚ましい復興を遂げた経緯、オイルショックの教訓から代替エネルギーや省エネ技術開発を推進し、環境先進国として世界をリードした実 績を振り返り、日本国民は今回の震災も同様にピンチをチャンスに 変えこの試練を乗り越える事ができるだろうと述べました力強い 語り口は現役時代さながらで、「小泉節」に会場は大いに沸きました。

 続いて島田氏の「大震災と日本の再生」と題したスピーチは、会場の醒めやらぬ雰囲気を受けての熱弁となりました。日本政府や東京電力の震災対応の問題点を鋭く指摘し、その具体的な打開策を提案。国際社会への情報開示の重要性を説き、日本が生まれ変わる姿をシンボリックに表すための自然エネルギー開発プロジェクトを東北地方で立ち上げるべきであると主張。国民が希望を持ち事の取り組む事のできる復興ビジョンを高らかに示しました。

 岡本氏は震災後に何度も現地へ足を運び、産業復興を支援する立場から発言。民間企業やボランティアたちの心強い協力や、「ともだち作戦」として政治的動機を交えず復旧作業にあたるアメリカ兵を紹介し、人々の優しさ、忍耐、助け合いの心の素晴らしさを強調しました。更にその力を結集すれば必ず今の状況を克服する事が出来る、我々は気概を持って前へ進もうと訴えました。

その後岡本氏 の要望に応え、来場の佐々淳行元初代内閣安全保障室長が震 災に対する危機管理について提言。
最後に来場者との活発な質疑応 答が交わされました。震災復興や原発問題に立ち向かう三氏の気概に、終始前向きな緊張感の途絶えぬ講演会となりました。

 このフォーラムについては、「らいん」Vol.36に詳しい模様が掲載されています。興味をお持ちの方はぜひお読みください。

詳細情報

イベント名 創立10年記念特別講演会 元内閣総理大臣 小泉純一郎氏
講師 日本の歩むべき道
対象者 全員可
開催日時 2011年4月19日(火) 18:30~20:30 午後6時開演(午後5時開場)
場所 五反田 ゆうちょホール
参加費 正会員:0円  準会員:1,500円  一般参加者:1,500円  
正会員2名まで招待(準会員1500円)
定員  
参加条件
備考