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東京 第33回新現役宣言フォーラム

 


外交とユーモア

 
 

 新現役ネットでは、2009年2月23日、東京・新橋の「ヤクルトホール」で、第33 回新現役宣言フォーラムを開催しました。この日は、岡本理事長が国際情勢について話され、その後、ゲストとして、岡本理事長の大学・外務省時代の先輩であり、外交官や各国大使という経歴を持つ大塚清一郎さんに、ご自身の経験をもとに「外交とユーモア」というテーマで、得意のジョークをふんだんに交えながら、楽しいお話をしていただきました。
 岡本理事長は、このところメディア各社が過剰なほどに不況をあおっているように見える点を指摘。経済大国であるドバイで、高層ビル建築の再開発事業のためとり壊している住宅を映し出し、不況の深刻さを煽っていた報道や、そうした演出方法などに疑問を投げかけられました。
 お話のあと、理事長自らが大塚さんを舞台に招き、大塚さんとご子息の清輔さんがスコットランドの正装であるキルト衣裳で登場。迫力あるバグパイプの演奏を披露してくださいました。お二人はアメリカで行われた「セントパトリックデー」のパレードにバグパイプチームの一員として参加し、最優秀賞を受賞したほどの腕前。曲間には親子で息のあった楽しい会話をされ、会場を大いに沸かせました。
 見事なバグパイプ演奏のあと、大塚さんは、普段私たちがなかなか見ることのできないスコットランドの衣裳や、バグパイプについて、細かな解説をしてくれました。それからさまざまな国の言葉やイントネーションにかけたジョークを紹介して、会場を笑いの渦に。吉田茂元総理大臣がインドネシアのスカルノ大統領に対して言ったという外交上のユーモアの話は、人間同士、国同士の信頼関係をユーモアが支えたという素晴らしいお話でした。
 その後、大使として赴任したスリランカで内戦終結のために活動されたお話や、スコットランドで出会った日本軍の元戦争捕虜の方の話など、人との対話やユーモアがどれだけ私たちの生活の中で重要なのかをお話しいただきました。
 感動的なお話のあとは、理事長からのリクエストもあり、大塚さんの得意なジョークをさらにご披露いただきました。普段はクールな岡本理事長も、この日ばかりは大いに笑い、楽しまれているようでした。
 このフォーラムの模様については、「らいん」Vol.28 にも一部内容が掲載されますので、興味をお持ちの方はぜひそちらもお読みください。

詳細情報

イベント名 東京 第33回新現役宣言フォーラム
講師 外交とユーモア
対象者
開催日時 2009年2月23日(月) 09:00~09:00 午後6時30分~8時30分(開場午後6時)
場所
参加費 正会員:0円  準会員:0円  一般参加者:0円  
定員  
参加条件
備考