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花講座「秋の山野草・可憐な草花の知られざる世界」(オンライン対応講座)

 

秋の散策に「知っていれば楽しさ倍増!」する講座
菅原啓之さん(森林インストラクター)

 
 

日本は四季に恵まれ、季節ごとに草花を楽しむことが出来ます。中でも春と秋には多くの草花が山野を彩ります。 ホトトギス   ワレモコウ 古くは、「万葉集・春秋争い」の中で春と秋どちらが優れているか競ったとき、春には多くの草花が咲き乱れるが、秋は山の紅葉が見事で秋が優れていると、秋を称える和歌が多くの歌人により詠まれました。「春山の万花の艶(におい)と秋山の千葉の彩(いろどり)」。春の花は寒い冬を耐え、エネルギーが満ち、秋の実りを予見させてくれます。「秋」の語源は植物の花が「飽きる程に実のなる季節」の「飽く」から来ているとも言われます。 しかし鮮やかな紅葉を愛でたのも葉が散りゆく様に命のはかなさを感じたのかもしれません。秋の月明り、虫の声、風の音、日本人は華やかなものより侘しさ、もの悲しさに心を惹かれてきました。紅葉や木の実の彩の陰に隠れ、秋の花は総じて爛漫さ華やかさはありませんが趣のある花が多いように感じます。 秋の七草のひとつ、カワラナデシコ(ナデシコ)は、春のスミレとよく対比されます。スミレは優雅で華やかなイメージですが、ナデシコはサッカーの「ナデシコジャパン」を象徴するように、可憐だけれど逆境に負けない逞しさを感じます。ナデシコは石がごろごろした河原で洪水などによる攪乱が発生し、他の植物が生えないような悪条件下でたくましく生き延びます。何も起こらない草地などでは他の植物に負けてしまい生きていけない植物なのです。 カントウヨメナ、ノコンギク、ユウガギク、シラヤマギク等の代表的な野菊の見分け方、ナギナタコウジュ等のシソ科植物、ホトトギス類、サラシナショウマ類、フジバカマやオミナエシ、タデ科のアキノウナギツカミ、ミゾソバ等それぞれの草花の特徴などをお話しさせていただきます。秋の花の中で侘びに通じる花の姿をしているのはワレモコウ。その名前の由来についても触れたいと思います。 里山の田んぼ脇に生息するガマやヒメガマ、アシやオギ、花は咲けども実は実らない怪しげな植物ヒガンバナの文化史等もご紹介いたします。 秋の山野歩き、里山の散歩の参考にしてください。 参加の形は2つ ①新現役ネット会議室で、講座に参加する(定員は16名) ②ご自宅のパソコンやスマートフォンで講師のお話を聴講できます。(「Zoom」にて配信します。Zoomについて導入のご質問は事務局までお問い合わせください) ◆zoom参加の場合はお申込み時に明記ください。 ◆Zoom参加の方は事前振込をお願いします。  ①paypay ⇒ 当日入室の際、決済ください。  ②振込先 ⇒三菱UFJ銀行・丸の内支店(普)0007121 口座名:特定非営利活動法人新現役ネット  ※振込の際はお名前の前に参加日を入れてください(例:10月19日⇒1019お名前) ★マイページを作成していない方は下記より申し込み可能です。 ・電話で申込み TEL:03-5730-0161 ・FAXで申込み FAX:03-5730-0162 ・メールで申込み eventsanka@shingeneki.com ※イベント名を明記して、氏名・住所(登録済会員は会員番号)・電話番号を明記してください。

詳細情報

イベント名 花講座「秋の山野草・可憐な草花の知られざる世界」(オンライン対応講座)
講師 菅原啓之さん(森林インストラクター)
対象者 全員可
開催日時 2021年10月19日(火) 14:00~15:30
場所 新現役ネット田町会議室またはZoom参加
参加費 正会員:1,000円  準会員:1,500円  一般参加者:1,500円  
支払い方法:
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