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3月25日(木)午後1時~2時30分 |
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シリーズ「昭和の文学」 その3 永井荷風 名作『墨東綺譚』を読む・時代背景と鑑賞のポイント |
| 金林たかよしさん(永井荷風研究家) |
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『墨東綺譚』は昭和11年、荷風57歳の作品です。この年の2月には2・26事件が起き、昭和6年の満州事変から続いた中国大陸への出兵など、不安な社会情勢の中で戦時景気による庶民の昂揚した気分が「玉の井」にも溢れていました。荷風は周到な調査と取材を行いこの作品を完成させ、12年4月16日から6月15日まで朝日新聞夕刊に掲載し大評判になりました。7月には日華事変が勃発して以後言論統制が強まり、奇跡的な発表とされています。 荷風はかつて明治末の洲崎遊郭の花魁を「夢の女」に、新橋の一流芸者を「腕くらべ」に、大正初めの三流花街を「おかめ笹」に描き、更に大正末の銀座のカフェーの女給を「つゆのあとさき」に、昭和に入り私娼の姿を「ひかげの花」にと其々の時代の風俗の実態を正確に後世に伝える作品を残しました。 『墨東綺譚』は多くの荷風作品の中で最も親しまれた作品です。詩趣あふれる文章は誰でもが魅了されます。しかし優れた情景描写やさりげない会話の中に意外に多くの意味が隠されています。この作品の本当の素晴らしさを味わうにはこの隠された意味を知る必要があります。 最後に豊田四郎監督、山本富士子主演の東宝53年作品「墨東綺譚」のビデオによって忠実に再現された「玉の井」の姿をご覧頂きたいと思います。 |
| 開催日時 |
3月25日(木)午後1時~2時30分 |
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| 場所 |
新現役ネット田町会議室 |
| 参加費 |
正・家族会員 1200円 準会員 1500円 |
| 定員 | 30名 |
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