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2008年10月21日
仲間が魅力のウクレレクラブ

新現役ネットの「音楽愛好会」の活動はピアノやウクレレ演奏、ジャズやクラシック鑑賞など多岐にわたる。今回はこの中からウクレレクラブを紹介する。

 現在、男性17人、女性4人のメンバーで月2回、月曜日に新現役ネット田町会議室で活動中。参加の動機は「ウクレレは演奏したことがないが、同世代の仲間がいるからやってみようと思った」「発表会を見て楽しそうだった」「メンバーに誘われた」などさまざまだが、共通するのは皆、音楽好きだということ。毎回楽しく練習に励んでいる。

 介護施設やイベント会場へボランティアとして出前演奏に行くこともある。普段の練習とは違って緊張するが、終わった後の達成感、充実感は言葉には言い表せないようで、終了後、メンバーの表情はいっそう輝く。

 メンバーの一人、関山トシ子さんは「肝心のウクレレの腕はなかなか上達しませんが、なんといっても協調性、人情味あふれる仲間たちに会えることが楽しい。仲間がこのクラブの魅力ですよ」と話している。

(2008/10/16)

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日時:
16:33


大学発を中小企業が後押し

NPO法人「新現役ネット」は、中小企業基盤整備機構より「平成20年度新現役チャレンジ支援事業」のモデル事業に選ばれ、9月より活動を続けている。モデル事業に選ばれたのは、「産業支援型NPOのネットワーク化」。新現役ネットが、シニアになっても生き生きと働けるような社会を目指すNPO法人と、関連団体とのネットワーク作りの旗振り役になる。

 その活動の第一弾として9月26日、川崎市産業振興会館でセミナーを開催した。セミナーでは、川崎市産業振興財団の桜井亨さんが「川崎市における中小企業の概況と企業支援活動について」と題した講演を行った。発想の発端は「大学では、アイデアを図面などに具体化はできるが、それを試作するまでに至っていない。中小企業の『ものづくり能力』で、大学のアイデアを試作に発展させられないか」というもの。世界的な技術を持つ川崎市の中小企業を紹介しながら、産学連携プロジェクトの可能性を講演した。

 今後も、企業OB(新現役)や中小企業に役立つセミナー開催を計画している。

(2008/10/09)

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admin
日時:
16:32

2008年10月08日
ゴルフとつるし柿、共通するのは?

秋空にゴルフボールが吸い込まれていく。新現役ネットの関西ゴルフ同好会「つるし柿の会」(沢田勇夫会長)の第20回記念大会が兵庫県川西市の名門、鳴尾ゴルフ倶楽部であった。

 当日は6組24人の参加者が和気藹々(あいあい)とゴルフを楽しみ、参加者には沢田会長から記念品として、天満切り子が贈られた。

 同好会の名称の由来が、なかなかユニークだ。沢田会長は「渋柿(つるし柿)が寒風にさらされ、甘みを増すように、中高年も世間の風にもまれ、少しは甘みを増している。そしてもうひとつ。つるし柿にはへたがつきもの。実はわれわれ、みんな下手の集まりです」と苦笑する。

 プレーのルールも一風、変わっている。優勝すると、次回以降、優勝する権利がなくなる。結果、未優勝者が繰り上げになるので、誰でもいつかは優勝できる。今回で優勝者が20人になったので、振り出しに戻り、26日に北六甲カントリー倶楽部(神戸市北区)で開催する次回の第21回大会は、全員で優勝を競う。

(2008/10/02)

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admin
日時:
16:49


笑い生まれる俳句教室

普段から見慣れた風景を、自分の言葉で表現してみる。しかも、十七文字の俳句にすると、自分には分かっても、周りには何が詠まれているのか、難問に聞こえることもある。これを解き明かす作業に、笑いが生まれる。

 新現役ネットの「俳句実作教室」を指導しているのは、東京都区現代俳句協会の副会長で俳人の松井國央さんだ。足かけ3年を迎えるこの講座、松井さんの人柄もあって、ほとんどの参加者が初回からの“皆勤賞”。

 「そこだけが真空となる白芙蓉」 達治

 「庭園に馬場の名残りや枇杷青し」 武

 時には弁当をもって、子供のような気分で吟行をする。そのたびに名句・迷句が生まれる。いずれも東京都文京区の六義園での作品だ。

 言葉の論理から解放されようと、もがくが、なかなか解放されず、自由になれない自分に気が付く。

 「愚痴言うて淋しくなりし晩夏かな」 里美

 初心者も大歓迎。言葉の組み立てから詩を仕立て、新たな自分を見つけ出す楽しみを味わってみませんか。

(2008/09/25)

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日時:
16:48

2008年09月18日
東京ディズニーランドへGO!

 新現役ネットは会員有志を募り、5日夜、今年で開園25周年を迎えた東京ディズニーランド(TDL)に出かけた。時節柄、暑さがしのげて、効率よく場内を回れるように、と午後6時に集合時間を設定。東京、埼玉など首都圏に住む50代後半から60代の、夫婦1組と女性8人の計10人が参加した。

 「行きたいと思っていたが、一緒に行く人がいなかった」「孫がいないので…」など、来園は十数年ぶりという参加者が多く、なかには、「家族には内緒で来ました」という女性も。

 「カリブの海賊」「イッツ・ア・スモールワールド」など、さまざまなアトラクションを楽しんだ一行だが、なかでも好評だったのはメリーゴーラウンドの「キャッスルカルーセル」。

 「やっぱり絶叫マシンがいい」と、ビッグサンダー・マウンテンやスペース・マウンテンを満喫する女性も。名物のエレクトリカルパレードを生で見た会員は「テレビで見ていたのは、ほんの一部だったのね」と、途切れることなく続くパレードに驚いた様子。

 参加者のテンションは終始高く、「今度はディズニーシーに行きたい」と、リクエストが上がった。

(2008/09/18)

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admin
日時:
14:07


起業をめざす中高年よ、集まれ

新現役ネットの「東京ビジネスチャンス交流会」(岩崎冨男、伊藤康子両代表幹事)は8年間続いている人気のグループ。「“1人ビジネス”で75歳まで納税者でいよう」をコンセプトに、心と体が健康なうちは、ずっとビジネスにかかわりたいと願う人が定期的に集まり、起業や再就職について意見交換をしたり、ビジネスマッチングをしたりしている。

 年6~8回のペースで開催する交流会の参加者は延べ1000人を超えた。生涯現役をめざす仲間たちが、長年培ってきた豊富な知識や技術、海外駐在の経験などを生かし、それぞれのビジネスモデルをプレゼンテーションする。1人ビジネスだけではなく、複数の人が互いに特技を持ち寄り、協力してビジネスを展開し、成功を収めている例もある。

 代表幹事の一人、岩崎冨男さん(59)は「定年後も元気に働きたいと考える方には、ご自身の経験や特技を生かした“1人ビジネス”がお勧め。これから起業しようと思っている方や、仕事を探している方は、男女を問わず、この会に参加して、多くの人脈と情報を構築してください」と話している。

(2008/09/11)

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admin
日時:
14:06

2008年09月08日
外郎売の長せりふに挑戦

「拙者親方と申すは~ホホ敬って、ういろうは、いらっしゃいませぬか」

 息を継ぐ間もない、この長せりふが見せ場といわれる歌舞伎の「外郎売(ういろううり)」は、七代目市川団十郎が選定した歌舞伎十八番の一つ。

 新現役ネットの会員で、この「外郎売」に挑戦している人たちがいる。マナー講師で、創作浄瑠璃作家でもある橘凛保さんの指導で4月から月2回、男女有志8人がレッスンに励んでいる。

 「マスターするには、正しく発声することが大切。それにはボイストレーニングが欠かせない」という橘さん。「脳を活性化するだけでなく、みなさんの背筋も伸びて若返り、性格も明るくなるんです」

 参加者の一人は「初めは、せりふを聞き取ることさえ難しく、舌の回転もままならなかったが、練習を重ねるうちに、舌も慣れてきて、リズム感よく口から出てくるようになった」と手応えを感じている様子。

 参加者はこの10月、東京都渋谷区にある鳩森八幡神社の能楽殿を借り、日ごろの練習の成果を披露する発表会を開く。

(2008/09/04)

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admin
日時:
15:41


環境問題の解決にシニアの力を

「これまで培ってきた専門知識や技術を生かして、世の中の役に立ちたい」  そんな思いから、NPO法人(特定非営利活動法人)を立ち上げる元気なシニアが増えている。新現役ネットの活動から生まれたNPO法人「環境ベテランズファーム」(EVF)もそうした志をもつ技術者たちの集団だ。

 世界でも有数といわれる日本の環境技術。環境破壊など、国内外で深刻化する環境問題の解決のため、この分野で長年活躍してきた技術者が立ち上がり、その英知を結集。日本の中小企業やアジアの国々などに、低コストで実用的な解決策を提案、サポートしようというのだ。

 メンバーは、企業などで環境関連分野に長年携わってきた、腕に覚えのあるスペシャリストばかり。熱い議論を繰り広げるパワーの源泉は、社会とかかわっている、少しでも役に立っているという確かな手応えだ。

 メンバーの1人は「それぞれの地域の実情に合わせ、現地の行政、企業などとも連携しながら、解決策を提案していきたい」と話す。今年はさらに、環境省の事業「国境なき環境調査・協力団(仮称)」にも積極的に参加、協力していく予定だ。

(2008/08/28)

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admin
日時:
15:40


知的ゲームのブリッジはいかが

これまでに人間が考え出した最も面白く、最も知的なゲームである-。

 イギリスの文豪、サマセット・モームがこう評した「ブリッジ」は現在、世界130カ国に数千万人の愛好者がいるといわれている。

 昨年3月に発足した新現役ネットのコントラクトブリッジ同好会には、青春時代にゲームにのめり込んだ人や、レッスンを通じてその面白さをかみしめている人たち計12人が集う。

 2人ずつペアになり、4人でプレーするカードゲームで、2組のパートナー同士が知力と技術を駆使して競うマインドスポーツでもある。

 会を立ち上げた幹事の佐藤文炳さんはブリッジ歴30年以上。「勝負のカギを握るのは、ペアの呼吸。家族や地域の仲間とも楽しんでほしい。互いのきずなを深める、ブリッジ(懸け橋)になるはずです」と話す。

 毎月第2、第4水曜日の午前、東京・田町にある新現役ネットの会議室で例会を楽しんでいる。来月2日には、午前10時から同会議室で、日本コントラクトブリッジ連盟の登録指導員・普及委員を講師に迎え、無料体験教室を開催する。

(2008/08/21)

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admin
日時:
15:40

2008年08月19日
関西地区で初の正会員の集い

 関西地区で初めてとなる正会員の集いが7月中旬、大阪城近くの会場であった。当日は演奏会と食事会の2部構成で、45人が参加した。

 軽くワインを飲みながら、午後6時半のオープニングを待つ参加者の前に、「レッツ・ダンス」の軽やかなメロディーとともに、正会員の一人で、サクソフォン奏者の屋敷幸男さんが登場。「スターダスト」など、懐かしの名曲の数々を披露。トークを挟んで、最後はみんなで「埴生の宿」を口ずさみ、1部は終了。

 2部はお待ちかねの食事会。途中、関西スタッフの自己紹介などを交え、料理やフリードリンク形式の飲み物を心ゆくまで味わい、参加者は大いに盛り上がった。

 関西地区では、大阪、兵庫など2府2県を中心に200人の正会員がいる。この日の集いは親睦(しんぼく)が最大の目的。「この内容でこの参加費?」と驚く参加者に、集いを企画した関西スタッフは「今回は、正会員の方に喜んでいただく特別企画。東京に比べ、イベントが少ないと苦言をちょうだいすることもあるが、これからも会員同士の情報交換や会員数拡大のため、さまざまなインベトを企画していきたい」と話していた。

(2008/08/07)

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admin
日時:
15:28


テレビメディアめぐり議論白熱

7月8日、日本教育会館で開かれた第31回新現役宣言フォーラム「日本人とテレビ~放送メディアの今と未来~」での白熱した議論の一部を前回に続いて紹介する。

 この日のゲストで、放送ジャーナリストの平野次郎氏は「テレビという世界はハードとソフトが互いに刺激しながら、発展してきた大変面白い産業」と55年に及ぶ国内テレビ放送史を振り返り、放送技術の進む方向は「ワイヤレスと小型化」と指摘。今後の情報収集のスタイルとして、テレビの前に陣取るのではなく、「ワイヤレスのテレビである携帯端末を使って、好きな情報を好きな場所でとりましょう」と推奨した。

 会場からはテレビメディアについて「低俗な番組が多すぎる」との指摘もあったが、平野氏は「時代によって、番組の評価は分かれるもの。一概に『くだらないから、やめさせるべきだ』とは言えない。むしろ、イヤなら見なければいい」と話し、コーディネーターの残間里江子氏も「われわれには電源を切る権利がある」と加勢した。

 ホストの岡本行夫理事長はこれに同調しつつも、「時代を超越して低俗な番組はある。許容される範囲を示すべきだ」と苦言を呈した。

(2008/07/31)

投稿者:
admin
日時:
15:27

2008年07月24日
サミットは激しい知的バトルの場

 新現役ネット理事長で、国際問題アドバイザーの岡本行夫氏がホスト役を務める「第31回新現役宣言フォーラム」が7月8日、東京都内であった。テーマは「日本人とテレビ」。ゲストは放送ジャーナリストの平野次郎氏、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏。

 折しも、北海道で洞爺湖サミットが開催中とあって、冒頭、話はサミットに及んだ。6年連続で記録係を務めた岡本氏はサミットを「厳しい知的バトルの場」と表し、その場に臨む首脳は「孤独で、最後は自分で決断しなければならず、実力と識見が試される」と語った。かたや、記者として取材してきた平野氏。「日本が主催国だったときを除き、日本の首相が集合写真の真ん中に立ったことはほとんどない」「8カ国の首脳のなかで、1990年代末に一番の高給取りは日本だった」などと独自の視点でサミットを切ると、会場から笑いがもれた。

 今サミットについて、岡本氏は「今の環境問題はエネルギー、資源確保、食糧確保など、複雑な関係性の中でやっていかなければならず、こんな難しいサミットは(過去に)なかった」と指摘した。次週も新現役宣言フォーラムの模様を紹介する。

(2008/07/24)

投稿者:
admin
日時:
14:32


シニアの気持ちを替え歌に

今月9日、東京都内で「歌声ライブ!みんなで歌おう!」の特別編があった。一昨年11月の第1回以来、ほぼ3カ月に1回のペースで開催している人気イベントだ。案内人はNPO法人「国境なき楽団」代表で、歌手の庄野真代さん。

 65人の参加者はリクエストを元に作成したオリジナルの歌集を使い、「青い山脈」「いい日旅立ち」「お嫁においで」などを歌い、最後は練習中の“四季メドレー”で締めくくった。春、夏、秋、冬の曲を順に歌っていくが、終盤にちょっとした仕掛けがある。ラストの曲「雪」は、シニアの気持ちを詠んだ替え歌になっているのだ。

 ♪月曜テニス、火曜はダンス、水曜、木曜、おしゃべり三昧、金、土、日は温泉旅行、家族そろってあきれ顔-

 ユニークな歌詞と大まじめに歌う姿が会場の笑いを誘った。

 特別編の司会を務めたのは、このイベントの生みの親の一人でもある文化放送アナウンサーの竹内靖夫さんで、参加者に「息を無駄なく使うには、大きな声を出すこと。皆さんも大きな声で歌ってください」と本職ならではのアドバイス。イベント後の懇親会では、かれたのどを軽く潤した。次回は秋の予定だ。

(2008/07/17)

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admin
日時:
14:32


知ろう、行こう、守ろうサンゴ礁

「国際サンゴ礁年2008」にちなみ、ダイビング同好会「海原探検隊」と新現役ネット事務局はサンゴ礁に関する勉強会を開いた。講師は国際サンゴ礁年2008推進委員の浪崎直子さんと水中写真家の鎌田多津丸さん。

 まず、浪崎さんが「サンゴ15」という小学生向け教材でサンゴの生態を解説。サンゴ礁の世界分布や危機にひんしている現状を訴えた。サンゴが捕食する様子を映した動画が流れると、参加者は不思議そうに画面を眺めていた。「岩かと思ったらサンゴだった」と頭をかく男性も。

 続いて多津丸さんがパプアニューギニアで撮影した美しいサンゴや、そこに住む生き物たちの愛らしい写真を披露しながら、海洋生物のすみかとなっているサンゴ礁の大切さを語りかけた。

 参加者の一人で、自らもダイバーである道村建男さんは「今年はサンゴ礁年ということで、方々でサンゴの話を聞いたが、これほど分かりやすい説明はなかった」と満足げな様子。海原探検隊と事務局は、かけがえのない自然を次の世代に残せるよう、今後も普及啓発など地道な活動を続けていく予定だ。

(2008/07/10)

投稿者:
admin
日時:
14:31


元気なシニア、帯広を疾走

 熟年パワー炸裂(さくれつ)、走破距離は2日間で100キロ-。新現役ネットの「サイクリングクラブ」は6月中旬、2泊3日で北海道の帯広市周辺のサイクリングを楽しんだ。初日は参加者28人が4班に分かれ、初夏の風と北の大地を肌で感じながら、十勝帯広空港から中札内美術館を経由し、JR帯広駅前のホテルを目指した。

 2日目は雨が降ったりやんだり、あいにくの空模様の中、池田町のワイン城へ。札内川・十勝川河畔のサイクリング専用道を行く途中、地元小学生の黄色い声援を受け、ペダルをこぐ足に力がこもり、予定時刻の正午には到着。昼食を取るも、飲酒運転はご法度と、ワインはお預け。往路と同じ道をホテルを目指し、ひた走る。雨でぬれ、冷えた体を一風呂浴びてほぐし、恒例の大反省会でのどを潤した。

 最終日は朝から雨で、自転車走行は断念。傘を差して「帯広森公園」を散策。ホテル前で空港行きのバスに乗ると、旅の疲れか、一行は舟をこぎ出す。今回のイベントを企画した大塚謙さんは「無事故で、ほぼ予定通りのコースを完走できてホッとした。文字通り、元気なシニアの価値ある時間を体感できたイベントとなった」と振り返った。

(2008/07/03)

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admin
日時:
14:30

2008年06月28日
リタイア後の生活を思い描く

今回はセカンドライフセミナーの第2回の模様から。2回目のテーマは「キャリアの棚卸しとセカンドライフの夢」。

 講師を務めた総合人材サービス会社、メイツの高平ゆかりさんが強調したのは、キャリアの棚卸しの重要性。キャリアの棚卸しとは、職務経歴や技能など、得意分野を洗い出し、自分を客観化すること。「キャリアの棚卸しは、仕事の棚卸しだけではありません。一度、棚卸しをすれば、再就職の職務経歴書も書きやすくなりますし、仕事以外の選択にも役に立ちます」と訴えた。

 この日は参加者にオリジナルのキャリア分析シートが配られ、棚卸しの仕方が説明された。職歴を洗い出し、そのキーワードを探す。そして、共通項で分類し、自分マップをまとめる。「趣味や、学生時代の夢なども合わせて書き出してみるといい。リタイア後にどのような生活を送りたいと思っているかを知る、良いヒントになります」と高平さん。 

 参加者の一人は「思い切って参加して良かった。まずは自分の棚卸しから始めます」と話した。7月11日には「シニアライフの資産計画」と題し、3回目のセミナーが開催される。

(2008/06/26)

投稿者:
admin
日時:
16:50


ハナショウブを求めて佐倉へ

梅雨の代表的な花の一つ、ハナショウブ。薄曇りの11日、新現役ネットのメンバーは森林インストラクターで樹木医の石井誠治さんを案内役に、ハナショウブで知られる「佐倉城址公園」(千葉県佐倉市)を訪ねた。月1回のペースで開催している人気イベント「樹木医と歩く」で、当日は30人が参加した。

 佐倉城の本丸跡や堀が残る公園内のショウブ田には29種・9000株のハナショウブがあり、見ごろを迎えた黄、紫、白の大振りの花々が、緑深い谷間に映えていた。石井さんによると、ハナショウブの栽培が盛んになったのは江戸時代で、多くの改良品種が生まれたという。

 花を愛でた後は園内の「くらしの植物苑」をめぐった。日本の生活文化を支えてきた植物が「食べる」「織る」「染める」などに分類され、植栽されている。ミョウガとヤブミョウガの見分け方、トチの実はどうして硬いかなど、石井さんの興味深い解説に一行はうなるばかり。

 華道家の津賀栄子さんは「生け花の素材としてハナショウブを扱っているが、自然の中でみる花はひときわ美しい。咲いている姿を見ることは生け花のいい刺激になります」と話した。

(2008/06/19)

投稿者:
admin
日時:
16:50


野鳥の鳴き声にうっとり

関西地区のボランティアスタッフの手による「自然に親しむ会」が先月末、奈良県の葛城山であり、一行は野鳥観察を楽しんだ。

 標高959メートルの葛城山は屯鶴峰(どんづるぼう)から槇尾山を結ぶ総延長45キロの自然歩道の一角にあり、シャクナゲ、ショウジョウバカマなどの群生地としても知られる。

 当日は天候も味方し、参加者は深緑のもと、自然研究路をゆったりと散策。この時分、多くの夏鳥は子育て期。時折、木々の合間から美声が聞こえてくるものの、姿は一向に拝めない。

 葛城山で見られるのは、日本三鳴鳥のオオルリをはじめ、カッコウ、キビタキなど、30種は下らない。この日は、誰もが「ダメか」とあきらめかけていたとき、全長14センチほどの、クリッとした目が印象的なサメビタキと遭遇。春の渡りを目の当たりにし、この日の案内役で、日本野鳥の会奈良支部の今仲嶺雄さんも大感激の様子だった。

 バードウオッチングというより、“バードヒアリング”となった格好の野鳥会だったが、秋口にはリベンジを兼ねて、再び探鳥会を実施する予定だ。

(2008/06/12)

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admin
日時:
16:48

2008年06月06日
音楽とおしゃべりの夕べ

週末の夕べ、丸の内で美しい音楽と楽しい話に耳を傾け、リラックスしてはいかが-。

 クラシック音楽の愛好家が集まって名曲と歓談を楽しむ「クラシカルイブニング」の宴が5月23日、あった。この日のテーマは「乗り物」。前半は鉄道が趣味だったチェコの作曲家、ドボルザークの代表作、交響曲第8番を堪能。後半は「フニクリ・フニクラ」(デンツァ)など、乗り物にちなんだ音楽を楽しんだ。

 宴は音楽同好会の一つ、「クラシッククラブ」(幹事・横山祥司さん)が6年前に始めた行事。7、8月を除く毎月第4金曜日の夜に開催。毎回、音楽評論家の舘田(たてだ)巌さんが曲目を構成し、解説する。会場は、音響機器メーカー、ケンウッドの丸の内のショールーム。最先端の機器が奏でるCDの音色は生演奏にひけをとらない。施設責任者の竹之内浩一マネジャーは「音響機器はマニアだけのものではありません。最高の音楽を創(つく)り出す道具であり、それを体感できる場をみなさんに提供することが、機器の普及につながる」と話す。

 プログラムの中休みには、ジュースやワインでのどを潤すのが定番。ワインが過ぎた人には後半の曲は子守歌になってしまうことも…。

(2008/06/05)

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admin
日時:
15:40

2008年06月05日
放送メディアの今と未来を語る

岡本行夫理事長がホスト役を務め、各界の著名人を招いて討論する恒例の「新現役宣言フォーラム」が7月8日、東京都千代田区の日本教育会館・一ツ橋ホールで開催される。

 今回はNHKの元解説委員で、放送ジャーナリストの平野次郎氏をゲストに、プロデューサーの残間里江子氏をコーディネーターに迎え、「日本人とテレビ~放送メディアの今と未来」をテーマに、日本の放送メディアの現状と問題点、今後の方向性について語る。くしくもこの時期、北海道洞爺湖サミットが開催される。フォーラムでは、平野氏が過去に取材したサミットの報道現場でのエピソードなども聞く予定だ。

 平成13年1月に始まった新現役宣言フォーラムは年4回~8回開催され、今回31回目。これまでのゲストは、ジャーナリストの筑紫哲也氏、東京都知事の石原慎太郎氏などそうそうたる顔ぶれ。毎年2回以上はフォーラムに足を運ぶという60代の男性は「著名人の興味深い話もさることながら、ゲストや岡本理事長とのざっくばらんな質疑応答が楽しみ」と魅力を語る。

 参加費は正会員500円、準会員・一般1500円。問い合わせは新現役ネット事務局まで。

(2008/05/29)

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admin
日時:
10:37

2008年05月23日
豊かなセカンドライフ、実現の秘訣は?

人生80年時代を迎えた今、「定年後のセカンドライフの過ごし方」は注目のテーマ。サラリーマンには確実に定年がやってくる。楽しく豊かなセカンドライフを実現するには、事前の準備と自分なりのライフプラン作りが重要だ。

 新現役ネットでは、50代後半から60代前半を対象に、今月から4回の予定で「セカンドライフセミナー」をスタートさせた。

 初回の9日は「定年後のセカンドライフ」がテーマ。講師を務めた新現役ネットの柳原和道事務局長は28人の参加者を前に、「本当の生きがいというのは、一生をかけるに値するもの、つまり、自己実現につながるものだと思う。それは、どこにあるかというと、仕事の中に働きがい、趣味や地域活動・ボランティア活動の中にやりがい、家庭の中に居がい、がある。これが、生きて存在することのすばらしさを実感させてくれるもの」と訴えた。

 50代後半のある参加者は「日ごろ、ぼんやりと感じていたことが整理でき、参考になった」と話した。6月13日には「キャリアの棚卸しとセカンドライフの夢」と題した2回目のセミナーが開催される。

(2008/05/22)

投稿者:
admin
日時:
14:35

2008年05月16日
あなたもレッツ・ダンシング

昨年誕生した同好会から、今回は「社交ダンス同好会」を紹介する。会員の堀野勤さんが代表発起人となり、「出会いとときめき」を求めて、昨年7月7日の「七夕の日」に発足した。

 ダンスといえば、男性より女性の参加者が多いのが一般的だが、この同好会は男性と女性の比率が2対1。メンバーは毎週木曜日の午後、渋谷区ダンススポーツ連盟が主催する「代官山ダンス講習会」とそれに続くフリーダンスに参加している。若手の美人プロA級講師からみっちり1時間、基本の動きを中心に指導を受けた後、アマチュアのベテランカップルによる復習会がある。参加者の一人は「受講生の動きを見て、問題のあるところを懇切丁寧に指導してくれる」と満足げな様子。

 「心地よい汗を流した後は水分補給が大事」(会員男性)と、メンバーは毎月最終木曜日のレッスン終了後、近くの居酒屋へ繰り出す。

 幹事の守田徹治さんは「ゆくゆくは独自のレッスン会やダンスパーティーを企画したいと思っているので、とにかくメンバー、特に女性を増やしたい」と意気込んでいる。

(2008/05/15)

投稿者:
admin
日時:
12:54


新たな出会い求める人に

新たな出会いと発見を求める人にうってつけなのが、新現役ネットの街歩きイベント。毎回、定員いっぱいの応募がある。これからの季節は、まばゆいばかりの新緑と、さわやかな風のなか、街歩きが楽しめそうだ。

 代表格が「歴史を訪ねる旅の会」。新現役ネット発足当初から続くイベントで、すでに46回を数える。

 7人の幹事が年間スケジュールを決め、毎月1回、東京近郊の歴史探訪を楽しんでいる。幹事らが「参加者の安全で楽しいひとときの演出」を第一に、入念な下準備をすることが息の長い活動を支えている。17日の次回(47回)は、日本資本主義の父と呼ばれる実業家、渋沢栄一の出身地である深谷(埼玉県)を巡る。

 新たな味との“出会い”を求める「グルメウォーク会」も人気のイベント。「街を歩き、ちょっとぜいたくなランチで疲れを癒やし、明日への活力にする」が、うたい文句。会員の世良田要さんが幹事を務めるこの会は、今年で活動4年目に入った。前回は「旧江戸城西の丸に位置する皇居参観」と銘打ち、皇居散策で心地よい汗をかいた後、日本の味、会席御膳(ごぜん)に舌鼓を打った。

(2008/05/08)

投稿者:
admin
日時:
12:53


日本の産業史をたずねて

日本の産業史をたずねて、新緑の上州路へ-。群馬県富岡市の富岡製糸場と美術館をめぐる新現役ネットの見学ツアーが4月24日、行われた。午前8時、東京・丸の内をバスで出発した一行は2時間後、丘陵地のもみじ平総合公園内の「富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館」に到着。学芸員の説明を受け、90歳過ぎてなお、力強くエネルギーあふれる作品の数々を残した、地元ゆかりの名誉市民、福沢画伯に一同、酔いしれた。

 昼食後はお目当ての富岡製糸場を目指す。富岡製糸場は日本の産業の発祥地といわれ、絹産業遺産群とともに、昨年1月、世界遺産の暫定リストに入った。

 130年以上の時を経た今も、工場の建物はほぼ完全な状態。日本の木材と、日本で初めて焼かれたというレンガを組み合わせた独特の建物は、堂々たる存在感を示す。

 参加者の一人、岩田啓佑さんは「今、日本の花形産業は車やITだが、当時の主たる輸出産業はお茶、絹、瀬戸物。お茶は植物の葉っぱから、絹はカイコという生き物から作り、瀬戸物は土から作るものだった。日本の産業の変遷は驚きの連続で、発祥の地でその原点を見たことは実に感慨深い」と話している。

(2008/05/01)

投稿者:
admin
日時:
12:53


事業の改善 改革を手助け

多彩なグループ活動と同好会が人気の新現役ネット。20以上のグループ・同好会から、今回は「お店を元気づける応援団」(松田弘団長)の活動を紹介する。 応援対象は商店、商店街、芸術家とさまざま。応援の基本は依頼者の話にじっくりと耳を傾けること。大所高所から意見・助言をするのではなく、利用者(消費者)の立場で感想や意見を述べ、依頼者に“気づき”を促し、事業の改善・改革を手助けする。改善・改革を実践するのは、あくまで主役である依頼者本人だからだ。

 ピアニスト、上村朋子さんへの応援は「それなりの評価と報酬が得られる海外と違い、日本のクラシック界を取り巻く環境は厳しい。何とかならないか」と大学で教鞭(きようべん)を執るご主人、敏文さんからの相談が始まり。団長と副団長が話を聞くと、演奏会は家計からの持ち出しがしばしばで、すっかり自信を失いかけていた。そんなとき、山口県の団員の紹介で後援者が見つかり、リサイタルは成功を収めた。これが自信を取り戻すきっかけとなり、続く広島県内での主催演奏会も大盛況。ご主人は「一人の音楽家を脱落させずに、育ててもらった」と、応援団との出会いに感謝しているという。

(2008/04/24)

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12:52

2008年05月08日
お花見の会 桜のトンネルそぞろ歩き

春といえば花見の季節。桜の名所は数知れないが、東京都内では、徳川8代将軍、吉宗が植えたとされる隅田川の「墨堤の桜」が代表格ではないか。墨田区立墨田公園の墨堤のうち、桜橋付近から枕橋手前までの約1・3キロ。

 4月最初の土曜日、川下りを楽しみながら、川縁を彩る桜をめでる新現役ネットの「お花見の会」が催された。

 当日は優に100人以上を収容できる船一隻を仕立て、60代を中心とした男女40人が心地よい春風を浴びながら、満開の桜でピンク一色に染まった沿岸の景色を堪能した。

 この日はスペシャルゲストとして津軽三味線山田流師範の山中信人さんが登場。驚く参加者を前に、おなじみの「津軽じょんがら節」や童謡「春よこい」などを披露した。船内を見渡すと、デッキでしきりにカメラのシャッターを切る人がいるかと思えば、“花より団子”よろしくお茶と桜もちに舌鼓を打つ人、隅田川を詠んだ唱歌「花」を口ずさむ人などがおり、参加者は思い思いのひとときを過ごした。乗船から1時間後、一行は桜橋で船を下り、昼食会場のある吾妻橋を目指し、桜のトンネルのそぞろ歩きを楽しんだ。

(2008/04/17)

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12:54


テディ池谷さん招きライブ

■青春時代を振り返る

 今回は関西地区の活動から。3月下旬の夕刻、JR大阪駅近くのパブで、“鍵盤の魔術師”といわれる人気ピアニスト、テディ池谷さんを招いたライブが開かれた。「テディ池谷と青春時代を楽しむ」と銘打ち、当日は参加者から会場でリクエスト曲を募り、その中から演奏するプログラム形式とした。

 午後5時の開演にもかかわらず、4時過ぎから人が集まりはじめ、開演の10分前には60人を超える参加者が会場を埋めた。参加者の顔ぶれは40代から70代と幅広い。

 ジャズ、ラテン、映画音楽…と、リクエスト曲のジャンルは多岐にわたり、時には手拍子、歌拍子が加わり、会場は大いに盛り上がり、各人は思い思いに青春時代を振り返った。

 感性豊かでロマンチックなことから「ピアノの詩人」と称されるテディさん。その華麗なピアノの音に誘われ、テディさんの後ろでその指さばきに見とれる人も。ライブを企画した関西スタッフの遠家須磨子さんは「われわれの年代にぴったりの懐かしい音楽が聴けると思って」と狙いを話した。終了後のアンケートでは参加者全員が満足した様子で、再演を切望する“ラブコール”もあった。

(2008/04/10)

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12:53


定年後の暮らし考える

生涯現役、趣味を極める、ボランティアにいそしむ-。あなたはリタイア後の人生をどう過ごしますか?

 セカンドライフを充実させるには、早い準備が必要と、新現役ネットは50~60代の現役会員を対象にしたセミナーを順次、開催する。先月下旬の第1回セミナーには15人が参加。人材の紹介・派遣や人事コンサルティングを手がける「メイツ」の高平ゆかりさんと新現役ネットの柳原和道事務局長の二人が講師を務めた。

 柳原事務局長は定年後の暮らしについて、「炊事、洗濯をすべてこなしたり、いままでの会社よろしく、電話を3コール以内にとったりと、頑張りすぎるのは禁物。今までの家庭のリズムを崩さず、奥さんと適度な距離を保ち、お互いの立場を思いやることが重要」と、気配りの大切さを訴えた。

 一方、シニアの再就職などを支援する高平さんは「成功した人には共通点がある。人柄や人間性はもちろん、周りに一緒に働きたいと思わせることができるか、過去へのこだわりを捨てることができるかが重要」という。セミナーは今後、5月から8月まで毎月1回開催される予定。

(2008/04/03)

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12:52

2008年04月22日
気くばりデザインセンター 具体的に解決探る

 商品、サービスがあふれる今の世の中。一見、何不自由ないように見えるが、「もっとこうしたら」「こんなものがあったら」などと感じることも少なくない。そんな思いを抱くのは人生経験豊富なシニア・熟年なら、なおさらのこと。

 新現役ネットの同好会の一つ「気くばりデザインセンター」は、忌憚(きたん)のない語らいを通じ、普段の生活の中で感じた課題や疑問について、具体的な解決策を探り、提言をまとめる活動を行っている。

 今月中旬の会合では10人が集まり、身近な問題や話題をテーマに意見交換をした。電化製品の使い勝手の向上を求める人や行政サービスの対応の悪さを指摘する人、傘や自転車など、遺留品の有効活用を提案する人など、さまざまな課題・問題提起がなされた。

 「参加メンバーの一人一人が主役で、全員参加が原則」(代表の谷口方紀さん)と、当日は1人3件ずつ、課題・問題を提起する形で進行。それぞれのメンバーが実体験や具体例を示しながら、建設的な発言を心がけた。

 次回の会合以降、課題や問題を整理し、具体的な解決策や改善策の検討を重ね、7月には提案書をまとめる予定だ。

(2008/03/27)

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09:29

2008年03月24日
起業に有効な“心の知能指数”

元気なシニアが集う同好会は、新現役ネットの活動の魅力の一つ。今回紹介する「コミュニケーションアカデミー」(CA)は、定年前後のシニア会員を対象に、これからのビジネスコミュニケーションのあり方などを指南している。昨年1月の発足だが、活動の場は広がるばかり。

 先月下旬には、経営者や起業を志す人を対象とした板橋区創業支援ネットワーク主催の「いたばし起業塾」で講演をした。演題は「起業に有効なEQコミュニケーション」で、当日の参加者は35人。講師はCA代表の小城史朗さん。世界中の企業が国境や業界をこえて、地球規模で競争する現代に求められるコミュニケーション能力は「EQ」と話す小城さん。EQとは“心の知能指数”といわれ、他人と意志疎通し、自分の感情を制御する技術を測る指標とされる。周りと良好な人間関係を構築する上で欠かせないスキルとなっている。

 この日の講演で小城さんは、コミュニケーションの基本やEQコミュニケーションの内容などを説明。EQを高める方策として(1)人の話をよく聴く(2)話す機会を増やす(3)掘り下げて考える(4)一日一驚(5)メモ魔になる-など10カ条を伝授。座学だけでなく、演習も取り入れ、講演は大いに盛り上がった。

 参加者からは「自分にあったプレゼンスタイルを見つけるきっかけになった」「人前で話すときに役立てたい」など、さっそくEQを取り入れたいとの意見が多かった。CAは「シニアの知見を次世代に語り継ぎたい」と、今後も外部の講演などに積極的に対応したいとしている。

(2008/03/19)

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日時:
17:52


小江戸・川越そぞろ歩き

街道を訪ね歩くイベント「街道を行く」は毎回、定員を上回る応募が殺到する人気企画だ。実際に歩くことでその距離感を体感したり、沿道に今も残る古い家屋や歴史のある神社仏閣に触れたりと、往時に思いをはせようという趣向だ。

 11回目は2度目の探訪となる川越街道。17年9月の前回は新座駅を起点に大和田宿、平林寺界隈(かいわい)を歩いたが、今回は小江戸と呼ばれ、古くから川越街道の要衝として栄えた川越周辺のそぞろ歩きを楽しんだ。

 今回も定員の倍近い60人ほどの参加申し込みがあったが、当日は発達した低気圧の影響で強風が吹き荒れ、JR川越線、武蔵野線などが一時運転を見合わせるなど、足が乱れ、4割近い人が参加できない“フソク”の事態となった。

 地元の「川越市シルバーガイドの会」の成田伸次郎さん、加勢亮嘉さんの案内のもと、川越駅を発着点に川越八幡宮、川越大師の別名で知られる徳川家ゆかりの喜多院、熊野神社、川越城大手門、本丸御殿、氷川神社、菓子屋横丁、蔵造りの家並み、大正浪漫通りをめぐる約6キロの道行きとなった。

 江戸時代にタイムスリップしたような街並みに心を癒やされた参加者も多かったようだ。

 次回の3月20日は「銚子」、4月19日は「日野」をそれぞれ歩く予定だ。

(2008/03/12)

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17:52


裁判員を模擬体験

今年で活動開始3年目の東海地区。地元会員と事務局の共同企画による社会見学会が2月14日、名古屋市内であった。

 参加者が向かったのは名古屋市中区にある名古屋地方裁判所。目的は2つ。法廷見学と来年5月までに始まる裁判員制度の模擬体験だった。

 当日は、いずれも「裁判所は初体験」という55歳~70歳の男女計20人が名古屋地裁前に集まった。一行は職員の案内で、まず空き法廷を見学。裁判所の仕組みや法廷について説明を受けた後、実際に刑事事件の裁判を傍聴した。

 不法入国・就労、私文書偽造に関する裁判で、検察官、弁護人の白熱した論戦が繰り広げられていた。か細く消え入りそうな被告人の応答を目の当たりにした参加者からは「かわいそう」「執行猶予をつけるのがよい」などの感想がもれた。

 傍聴後、裁判員制度のセミナーに臨んだ。まず、裁判員制度の広報用映画「評議」を観賞し、裁判員を模擬体験した。

 実刑か執行猶予か-。量刑を判断するという大役を負ったせいか、参加者からは熱心な質疑応答がなされた。

 国民の中からくじで選ばれた裁判員が刑事裁判に参加し、被告人が有罪かどうか、有罪の場合、どのような刑にするかを裁判官と一緒に決めるのが裁判員制度。

 だが、内容がよく分からないといった声も少なくない。「制度を知るよい機会になれば」と提案者の1人、児玉英雄さん(67)は企画の狙いを説明する。「いつか自分にも指名が…」との思いで参加した男性会員は「職員の熱意に心を動かされた。選ばれたときには真摯(しんし)に向き合いたい」と話していた。

(2008/03/05)

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日時:
17:51


あなたの今年の誓いは?

今回はメールを通じて年2回実施している「新現役ネット会員アンケート」の結果から。有効回答を寄せた会員649人の“今年一番やってみたいこと”を紹介する。いわば、「649人に聞きました。あなたの今年の誓い」。

 最も多かったのは「趣味を楽しみたい」。全体の42%を占め、全年代でトップ。「陶芸で今年は何かの賞を目指したい」(65歳~69歳男性)「大型バイクでの四国八十八個所巡り」(60歳~64歳男性)「キルトの大作に挑戦」(55歳~59歳女性)など、内容は多彩。

 「ボランティア活動」「地域活動」に代表される社会貢献活動を挙げた人も合計で26%に達した。「世界のストリートチルドレンを支えたい」(55歳~59歳男性)「ボランティアで点訳」(65歳~69歳男性)「独居高齢者の話し相手」(同)など、実に4人に1人の割合で関心の高さが示された。

 一方、50代と60歳~64歳の人の2割は「仕事」と答えるなど、日本人らしい勤勉さも浮き彫りに。年金不安を映してか、「退職金の運用」(55歳~59歳男性)という声もあった。

 「エレキギターを習いたい」(50歳~54歳)「国家資格を取得し、開業を」(55歳~59歳)「漢字検定に挑戦したい」(60歳~64歳)など、新たな目標へのチャレンジを掲げる男たちの意欲的な意見も目立った。

 今回の回答者の顔ぶれは-。85%は男性。全体の年齢構成を見ると、65歳~69歳が34%で最多、60歳~64歳が25%、70歳以上が21%でこれに続いた。何らかの形で仕事をしている人が全体の6割近くを占める一方で、悠々自適の生活を送る人も23%と4分の1近くを占めている。

(2008/02/27)

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17:50

2008年02月21日
インド暮らし、赤裸々に語る

 今回は今月6日にあった定期セミナー「新現役カレッジ」から。カレッジのタイトルは「主婦からみた、これがインドだ」。夫の転勤に伴い、インドのニューデリーで5年半を過ごした商社マンの妻、小林信子さんが著書「インドでマダム」(文芸春秋)を下敷きに、その日常を赤裸々に語った。人気ドラマにあやかれば、「マダムはみた」といったところか。

 コックに運転手、庭師、門番-。インドに降り立ったその日から大勢の使用人を差配しなければならなくなった小林さん。マダムと呼ばれ、優雅な生活を夢見たのもつかの間、次々にカルチャーショックに襲われた。最初の戸惑いは、時間に対する感覚の違い。どんなに「急いで!」と頼んでも、使用人の走る姿を見ることは結局、一度もなかったという。分刻みで行動し、約束の時間を守る日本人とは大違い。

 これはトラブルが発生したときでも同じ。あわてふためく小林さんをよそに、周りからは「ノープロブレム(心配ない)」という反応が返ってくるばかり。次第に、インドのように暑いところでは熱くならない(イライラしない)ことが肝心と悟ったという。

 「あわてない」「あせらない」「あきらめない」「あてにしない」。何事にも“おおらかな”インド人と上手に付き合うコツは4つの“あ”と小林さん。

 インドの強烈な個性を目の当たりにして、驚くことばかりの小林さんだったが、その奧深い世界に魅了され、すっかりインドびいきになったという。旅行だけでは知り得ない真のインドの姿を伝えたいと、件の本をまとめた。ご主人からは「インド人以上のインド人」という意味を込めて、「モアザンインド人」と呼ばれているそうだ。

(2008/02/20)

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日時:
10:19

2008年02月20日
新春会で金メダル

 今年7年目を迎える新現役ネットの新春会が2月1日、品川区であった。冒頭、年頭あいさつを兼ねた岡本行夫理事長の講演があり、その後、理事長を囲んで会員の懇親パーティーが開かれた。

 当日は家族会員を含めて約130人が参加。仲間の輪を広げ、これまで以上に充実した社会活動ができるよう、一同、心を新たにした。

 講演のテーマは「海の中からニッポンへ」。題材は、文を理事長、写真を写真家の中村征夫氏が担当する形で昨年、「SANKEI EXPRESS」に連載されたコラム。同じ昭和20年生まれの2人が撮った珠玉の写真を交え、書き尽くせなかった思いを含め執筆談を披露した。

 続く懇親会では、にぎやかな談笑の花が咲いた。今年は4年に1度のオリンピックイヤーということで、活発に活動した会員やグループに、理事長から金メダルが贈られた。会報誌の発送を手伝う寺尾喜治さん(74)もその一人。

 「いくつになっても人から表彰されるのはうれしいことです。私が入会したのは定年後の自分の勉強のため、他分野の人との交流を深めるためでした。いろいろなイベントを通じ、その目的も実りつつあります」

 余興のクイズ大会では参加者を5グループに分け、“豪華景品”を目指し、グループで正解率を競った。初顔合わせの会員もおり、会員同士の親睦(しんぼく)を深めるよいきっかけとなった。

(2008/02/13)

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日時:
14:35

2008年02月06日
環境活動、実行への一歩

 新現役ネットのニュービジネス研究会の活動から産声を上げたNPO法人(特定非営利活動法人)「環境ベテランズファーム」(EVF、今泉良一理事長)の今年初めてのセミナーが1月24日、都内であった。

 EVFは長年、環境対策に取り組んできた中高年の技術者・科学者の集まり。地球温暖化対策など、環境をめぐる諸課題を解決するため、専門家のコンサルティングが必要との声に応じ、技術支援を行う目的で一昨年の12月に発足した。

 セミナーの講師は、環境省の水・大気環境局の藤塚哲朗水・大気国際協力推進室長。インドネシアの環境事情と、日本の人材、技術、資金などを活用した国際環境協力について、最新の事情を聴いた。

 参加者は地球環境問題に関心があり、何らかの活動をしている中高年を中心に約50人。関心が集まったのは、環境関連の政令をめぐるお国事情の違い。日本ではそれなりに守られているが、東南アジアではこれがなかなか守られないという。藤塚さんは「法(ルール)を整備するだけでは不十分。守ってもらうための根気強い活動が欠かせない」と強調する。

 また、藤塚さんは国内の人材などをネットワーク化し、必要な人材を“国境なき環境調査・協力団(仮称)”として東南アジア諸国に派遣する環境省の構想を披露。意欲とノウハウを持つ団塊世代などの中高年に協力を呼びかけた。

 講演に続く質疑応答でも議論百出。多くの参加者から「実効性のある環境活動を推進するには、画一的な対応ではなく、現地の情報・ニーズを的確にくみ取り、それに合った技術や制度設計を行う必要がある」などの意見が出された。

(2008/02/06)

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日時:
18:40

2008年02月01日
獅子舞で新春祝う

 軽やかな笛と太鼓の音に誘われ、獅子舞が登場-。新現役ネットが新春企画として催した向島(東京都墨田区)の老舗料亭での新春の集いでの一幕。

 “高根の花”といわれる料亭のお座敷で、会席料理で新春を寿(ことほ)ぎながら、獅子舞を呼んで邪気を払い、1年を通じて、ますますの健勝と繁栄を祈願しようというリッチな企画。

 一行が足を運んだのは昭和8年創業の「櫻茶ヤ」。向島は江戸後期、隅田川の桜並木沿いに料理屋がポツポツとでき始めたのをきっかけに、花街として栄えるようになった。「桜茶ヤ」は老舗料亭のひとつで、立派な門構えが当時をしのばせる。

 獅子舞が登場したのは会席の食事が中盤にさしかかったころ。芸者衆のお囃子(はやし)に乗って、獅子舞がダイナミックに、どことなくユーモラスな舞いを披露する。獅子にかまれると縁起がよいという言い伝えにならい、獅子頭が一人一人の頭をパクリパクリとかんでまわると、拍手や歓声が沸き上がった。

 夫婦で参加した猪国昭さんは「個人ではなかなかできない料亭経験ができてうれしかった。新現役ネットのイベントでは、いつも新しい感動をもらっている。獅子にもかまれたことだし、今年は春から縁起がいい」と満足げ。会食後、参加者らは地元名物、言問団子や長命寺の桜もちを買い、隅田川の土手沿いに浅草寺へお参りに向かった。

(2008/01/30)

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日時:
11:32

2008年01月24日
富士山の輝き堪能

登るもよし、眺めるもよし、山の楽しみ方は十人十色-。山の魅力を写真とトークで実感してもらおうと、「『山』をまるごと楽しむ法」と題した講演会が10日夜、都内であった。講師役を務めたのは新現役ネットの会員で、登山ガイドとしても活躍する伊藤正昭さん。

 この日のテーマは年頭にちなんで「ご来光 富士山 厳粛の瞬間」。約40人が会場を埋めた。ご来光の息詰まる瞬間はまさに神秘的。その光で照らし出された周囲の燃えるような風景や、壮大な山の影などを切り取った幻想的な写真の数々に多くの参加者が魅了された。参加者の一人は「日本人の心をとらえてやまない富士山の魅力をあらためて感じました」と感慨深げ。

 伊藤さんはリタイア後に趣味で、展望できる山の名を地図や方位磁針などで割り出す「山岳同定」を始めた。

 「頂上を極めるだけでなく、山の風景を眺め、足元の花々をめで、標石を探しては休憩を取る。山をまるごと満喫するのがぼくの山歩きのスタイル」という伊藤さん。「山は登るだけでなく、街からでも楽しむことができる。一人でも多くの人に自然の素晴らしさを楽しんでほしい」と訴えた。

 伊藤さんの講演は全3回のシリーズ。2月は「山 感動の風景」、3月は「花 このかれんな主役たち」をテーマにする予定。

(2008/01/23)

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日時:
09:33

2008年01月17日
歌で社会貢献を

 歌で社会貢献を-。NPO法人「国境なき楽団」代表で歌手の庄野真代さんが、案内人を務める新現役ネットのイベント「歌声ライブ!みんなで歌おう!」から、昨年誕生した「歌声楽団」が27日、横浜のみなとみらいホールでコンサートを開く。大手情報通信機メーカーのチャリティーコンサートにジョイントする形で、来場者を迎える会場ロビーで、自慢の美声を披露する。

 コンサートは昨年9月のデビュー以来。歌うのは前回、好評だった「竹田の子守唄」と「七つの子」の重ね歌、「お嫁においで」「いい日旅立ち」、昨年ミリオンセラーを記録した「千の風になって」の計4曲。重ね歌は、竹田の子守唄の途中から、半数が七つの子を歌い、最後にはまたみんなで竹田の子守唄を合唱するという趣向。

 団員は50代から70代と幅広く、男性が6割を占める。キャリア数十年のベテランもいれば、新人もおり、案内人の庄野さんの指導のもと、腕ならぬ、のどを磨いている。

 楽団の幹事代表を務める野村脩さんは「社会に少しでも貢献したいと思っているシニアはたくさんいる。歌のもつパワーは計り知れない。われわれは歌を通じて皆さんのお役に立ちたい」と意気込んでいる。

 楽団は3月、さらにパワーアップした混声合唱を、新現役ネットのイベントで披露する予定だ。

(2008/01/16)

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日時:
09:48

2008年01月12日
新しいシニア像確立

 昨年の活動を締めくくる「第12回新現役宣言フォーラムin関西」が12月20日、大阪市淀川区のムラマツリサイタルホールで開かれた。

 「5年後の世界情勢と日本の対応~私達の時代をどう生きる~」と題し、シニアの新たなライフスタイルを提案するプロデューサーの残間里江子氏と、国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏が講演と対談をした。

 残間氏は団塊世代に対し、「これからの新しいシニア像をつくるべく、“大人”の意見と知見を持ってはっきり意思表示をしてほしい」と要望。企業、自治体には「いままでの先入観でシニア像をとらえるのではなく、知恵を使った提案をすべきである」と注文を付けた。岡本氏も、「シニアはもっと自分の考えを積極的に発信していくべきで、何よりシニアが元気でなければ、よい国にはならない」と声援を送った。

 また、岡本氏は「世界の中で日本の影が次第に薄くなってきている」との認識を示し、「日本人は日本固有の居心地のよい文化の中で、自分の暮らしばかりに関心を向けているし、危機感も薄い」と苦言を呈した。

 “賞味期限切れ”の問題が連日、報道のトップニュースになっている状況に半ばあきれ顔の岡本氏。「むしろ世界の中の日本という視点に立つなら、国民が認識しなければならない事柄はほかにもっとたくさんある」と指摘し、“日本の今後の対応”が世界の耳目を集めるアフガニスタン関連の話題を引き合いに出し、世界と日本との認識のズレを訴えた。

(2008/01/09)

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日時:
12:03


関西地区会員 忘年会に大満足

 首都圏、関西、中部と年を追うごとに広がる新現役ネットの会員の輪。関西地区での新現役ネットの活動は、会員有志である10人のスタッフが支えている。

 師走に入った今月7日、関西地区の忘年会が京橋のリンドバーグカフェで盛大に開かれた。事務局長のあいさつもそこそこに、乾杯。さっそくあちこちでにぎやかな談笑が始まった。定番のビンゴゲームをはじめ、スタッフ2人による心和む昔話の朗読や、プロ顔負けの2人の会員の手品など、イベントも盛りだくさんで、集まった40人は“歳(とし)”も忘れて大はしゃぎ。文字通りの忘“年”会となった。

 ある参加者は「新現役ネットの会は安心して参加できる」と満足げな様子。

 関西地区では今年、月平均で4回のイベントを開催してきた。自然を楽しむ会、人生の成功大学、お城めぐり、お寺探訪、あこがれの船に乗る船シリーズなど、企画・運営はすべて関西スタッフが手がけている。

 「来年もこうした企画を継続しながら、社会貢献などをキーワードに、新たなイベントも加え、内容をより充実させたい」

 満ち足りた表情で会場を後にする会員たちを前に、スタッフ一同、そんな思いを心に誓った1日でもあった。

(2007/12/20)

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日時:
12:02

2007年12月15日
そぞろ歩きで巡る東京名所

 歴史ライター、小林祐一さんの案内で、大都会、東京の隠れた旧所・名所をめぐる東京散歩。月1回のペースで催される新現役ネットの人気イベントの一つだ。

 今月は「都内に残る江戸屋敷跡・池田山公園と自然教育園」と題し、紅葉狩りを兼ね、江戸時代に“品川台”と呼ばれた地域から白金へとそぞろ歩きを楽しんだ。

 暖かな日差しの中、JR五反田駅前に集まった参加者34人はさっそく“品川台”へ。このあたりは池波正太郎の時代小説「仕掛人・藤枝梅安」の主人公の針医者の住まいがあったとされる土地。

 そこから坂道を上ったところには、江戸時代、岡山藩池田家の江戸屋敷があり、今は、池を中心とした回遊式の日本庭園「池田山公園」として整備されている。起伏に富んだ公園で、池、滝、林などがあり、四季折々の草花が楽しめ、紅葉の名所にもなっている。

 池田山から白金へ向かう道沿いには、芝増上寺の下屋敷であった寺院群が点在し、野草や野鳥の宝庫として知られる。昔の面影を残す数少ない森、自然教育園もある。参加者のひとりは「この界隈(かいわい)は高級住宅街だとばかり思っていましたが、緑も多い場所なんですね」と驚いた様子。

 江戸時代の黄檗(おうばく)宗の中心寺院で、大雄宝殿が国の重要文化財に指定されている紫雲山瑞聖寺にも足を延ばし、約3時間にわたる散歩を終えた。

 来年も1月の「柴又七福神めぐり」を皮切りに、東京散歩は続く。

(2007/12/13)

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日時:
12:57

2007年12月07日
紅葉撮影の旅

 楽しみながらも、スキルアップの努力は常に怠らない-。そんな男女が集まる新現役ネットの「写真同好会」。発足は平成14年の3月。現在の会員数は12人で、年11回の例会のほか、年1回の宿泊撮影会と年2回の日帰り撮影会を楽しんでいる。

 先月上旬には宿泊撮影会が山梨県であり、男女7人が参加した。朝、新宿駅で落ち合った一行はワゴン車で甲府市の御岳昇仙峡に向かった。奇岩と紅葉に覆われた山々をカメラに収めた。仙娥(せんが)滝には虹がかかり、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

 昼食の山菜料理に舌鼓を打った後は、日本百名山の一つとして知られる北杜市の瑞牆(みずがき)山のふもとに移動。ここではカラマツを中心に紅葉が真っ盛りだった。その後も、この日の宿泊先である清里を目指す道すがら、ポイントを見つけては車を止め、しきりにシャッターを切った。ロッジ風の民宿では、一献を傾けながら、写真談議に花を咲かせた。

 2日目は紅葉を求めて八ケ岳山麓(さんろく)をめぐり、清里高原や吐竜の滝、川俣渓谷など各自、思い思いに撮影を楽しんだ。

 「今年の紅葉は例年より遅い」と地元の住民。幹事の岡野義幸さんは「天気は曇りがちで、恵まれた撮影条件とはいえなかったが、自然を心ゆくまで堪能したので、とても有意義な道行きとなった」と話している。

(2007/12/06)

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日時:
15:22

2007年11月30日
正しい職業観、高校生に

新現役ネットの有志7人による出前授業が今月、神奈川県内の公立高校であった。中高生の勤労観や職業観を醸成しようと、かながわ若者就職支援センターが県経営者協会の協力を得て、平成16年度から実施している若年者地域連携事業の一つ。10月末で延べ約2万4000人の生徒が受講している人気授業だ。

 今回、講師役を買って出た有志の顔ぶれは元ソフトウエアエンジニア、元商社マンなど多彩。授業は1年生が対象で、午後1時25分から50分間で行われた。

 講師たちは「仕事とは」「人は何のために働くのか」などのテーマについて、自身のエピソードを交えながら、仕事の厳しさや達成したときの喜び、満足感などを直接、生徒に語りかけた。

 多くの生徒が熱心に耳を傾けていたが、昼食直後の授業とあって、あくびをしたり、居眠りを始める生徒も。

 講師のひとりは堂々とあくびをする生徒に「高校生の仕事の基本は勉強。仕事で大事なことは相手とよい関係を作ることで、あくびはそれを台無しにしてしまう」と諭した。

 「最近の高校生は身近な見聞から安直に職業を選択し、就職後、簡単に仕事を辞める人が少なくない」 

 こう嘆く同校校長は人生の大先輩の講話を通じ、「生徒に早い時期から職業選択を真剣に考えてもらいたい」と話していた。

(2007/11/29)

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日時:
11:43

2007年11月26日
やきものの里巡り

 古くから、やきものの産地として国内外に知られる東海地方。新現役ネットの会員有志は10月末、日本六古窯の一つ、常滑焼の産地(愛知県常滑市)を散策した。やきものの歴史を学ぶことで、この地方の魅力を再発見しようと、ご当地会員が企画した初めてのイベント。現地のボランティアガイドの案内で、大阪や東京からの参加者を含めた総勢12人の男女が秋の常滑路を巡った。

 常滑焼の歴史は古く、約900年前の平安時代にさかのぼる。衛生陶器やタイル、土管といった建材、植木鉢、朱泥急須などの茶器が有名。

 この日の午前中は、総延長1・5キロの「やきもの散歩道Aコース」を1時間かけて歩いた。常滑焼を展示即売する市陶磁器会館をスタートし、両脇に石垣の代わりに土管や焼酎瓶をびっしりと敷き詰めたユニークな土管坂=写真、れんが造りの窯の煙突が立ち並ぶ登窯などを訪ね歩きながら、古い歴史の面影が残るやきものの里巡りを楽しんだ。

 自由行動となった午後からは、すぐ近くにある中部国際空港へ足を延ばしたり、窯元見学をしたりと各自が思い思いのひとときを過ごした。

 今後は、1000年以上の歴史がある“陶都”瀬戸市(愛知県)や、日本一の生産量を誇り、著名な陶芸家も数多く輩出している美濃焼の産地である岐阜県多治見市や土岐市などを訪ねる計画だ。

(2007/11/22)

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日時:
16:42

2007年11月19日
ゴミ問題考える見学会

 東京近郊の穴場を巡る新現役ネットの社会科見学が人気を呼んでいる。4月から会員を対象に月1回のペースで実施しており、先月は東京23区“最後の埋め立て処分場”といわれる「中央防波堤埋立処分場(中防)」を訪れた。

 中防は埋め立てを完了した内側埋め立て地と、現在埋め立て中の外側処分場および新海面処分場からなり、総面積872ヘクタールは東京ドームの約187倍。 

 秋空のもと、竹芝小型船ターミナルに集まった25人の参加者は視察船「新東京丸」に乗り、海上から東京湾の現状を見学した。昼食を挟んで午後からは、バスで埋め立て処分場、不燃ゴミ処理センター、東京臨海風力発電所「東京風ぐるま」などを見て回った。

 処分場を目の当たりにした参加者は一様に、驚きを隠せない様子。ゴミ処理施設では限りある空間をより長く、効率よく活用しようと、さまざまな研究や工夫が行われており、「ゴミ問題を真剣に考え、ライフスタイルを見直すよいきっかけになった」とある参加者。

 現在埋め立て中の処分場も、あと40年でいっぱいになるという。

 今回、夫婦で参加した堀内清彦さんは「ひとりでも多くの人にこの現状を知ってもらい、ゴミの減量化や処分場の延命化のためにみんなが知恵を出し合うことが何よりも大切」と話していた。

(2007/11/15)

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日時:
20:18

2007年11月14日
コンピューター社会の行方を探る

「コンピューター社会の行方」を題材にした、第30回新現役宣言フォーラムが10月29日、東京都千代田区の科学技術館で開かれた。ゲストは組み込み型コンピューターの第一人者で、「どこでもコンピューター」という概念を世界に広めた東大大学院情報学環教授の坂村健氏。コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏。ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。

 30年もの間、コンピューター開発に携わってきた坂村氏は、昨年生誕60年を迎えたコンピューターを「目覚ましい小型化、高性能化、低価格化の進展で身近な存在になった」と振り返り、今の世界の関心事は「原理や技術そのものではなく、それを生活、社会の中でどう使いこなしていくかにある」と話す。

 シンガポールのERP(電子式道路通行料金徴収システム)廃止など、コンピューター社会の今後を示唆する事例を引きながら、坂村氏は「どこでもコンピューター」の実現には、「豊富な事例研究に基づくイノベーション(革新)が大事」と指摘した。

 目指すのは、「身の回りにあるものすべてにコンピューターが組み込まれる環境づくり」。

 坂村氏は「社会全体のコストをいかに下げるかという発想。技術とそれを補う制度(仕組み)からなる社会インフラの整備が重要」と訴え、技術のみで解決しようとする日本の姿勢に苦言を呈する。 

 残間氏は「コンピューターを使うのは人。インフラはもちろん、人の心の整備も忘れてはならない」。岡本氏も「今やコンピューターなしでは生きてはいけない時代。コンピューターの最大のメリットは個人に力を与えてくれること」と応じた。質疑応答も活発で、会場を埋めた聴衆は皆、熱心に耳を傾けていた。

(2007/11/08)

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日時:
15:08

2007年11月05日
那須岳で紅葉楽しむ


 新現役ネットの「山歩きの会」(鮎沢清文代表幹事)が10月6、7の両日開かれ、総勢11人の壮年男女が那須岳(栃木県)を目指し、心地よい汗をかいた。那須岳は茶臼岳、三本槍岳、朝日岳の総称で、日本百名山のひとつ。

 6日朝、JR黒磯駅に集まった一行はバス、ロープウエーを乗り継ぎ、正午過ぎ、茶臼岳の山頂へ。強風を避け、岩陰で昼食をとり、峰の茶屋跡避難小屋を経て、午後3時にはこの日の宿泊先である三斗小屋温泉の大黒屋に着いた。途中、メンバーの1人が草に隠れた石に足をとられ転倒したが、事無きを得る。

 早速一風呂浴び、疲れた体を癒やす。心づくしの夕食に舌鼓を打ち、明日に備え、午後9時には就寝する。

 翌朝7時過ぎには宿を立ち、三本槍岳に向かう。ハイマツ、ナナカマドなど灌木(かんぼく)が生い茂る道を歩き、3時間後、山頂に到着。360度の眺望に息をのむ。チシマザサの海に浮かぶ赤や黄色の紅葉が実に美しい。昼食後は最後の目的地、朝日岳に足を延ばす。

 午後1時ごろには下り始める。石塊のがらがらした急斜面を慎重に進み、1時間半で山麓(さんろく)駅に着く。バスで黒磯駅に向かったが、3連休の大渋滞に巻き込まれ、反省会会場の駅前のソバ屋にたどり着いたのは予定より1時間遅れの午後5時。全員、無事下山を祝い、乾杯して解散した。

(2007/11/01)

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日時:
14:34


懇親会で同世代と交流


 どんなことをしているの? どうやって参加すればいいの?-。

 そんな疑問や悩みにこたえるため、新現役ネットは3カ月に1度、「新現役ネットの歩き方」と題した新人会員対象の懇親会を開いている。日時は平日の夜。総勢6、7人の事務局スタッフがその生い立ちから、活動内容までを紹介する。

 「ざっくばらんな交流の場にしたい」(女性スタッフ)。お茶や若干のアルコールも手伝って、ほどなく参加者たちの気持ちもほぐれ、会は終始、和やかな雰囲気だ。

 現在、1万5000人超の会員がいる新現役ネット。「定年後も、新たなフィールドで元気に活躍できる場をつくりたい」と、国際問題アドバイザーで、現理事長の岡本行夫氏が7年前、シニア活性化の研究グループを立ち上げたのが始まり。翌年、NPO法人として認可された。

 目的は会員自身のやりたいことを支援しながら、社会福祉活動やコミュニティー活動などの公益に寄与すること。

 活動内容は多彩。自分でビジネスを起こした会員同士の情報交換の場である「ビジネスチャンス交流会」や、話し方を学び、講師として自身の経験や研究成果を披露する「学びの会」などのほか、音楽、写真、マジックなどの趣味を楽しむ同好会がある。

 先月初めてイベントに参加した中村良子さんは「たくさんのイベントから、自分で選んで参加できるのがいい。古くからの友人がいても趣味はそれぞれ違うので、ここで同じ趣味の人たちと交流できるのがうれしい」と話す。別の男性は「周りの同世代の方の生き方を学びたい」という。次回の「新現役ネットの歩き方」は来年1月ごろの開催を予定している。

(2007/10/25)

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日時:
14:33

2007年10月23日
田舎暮らしの体験談を聞く

 「ながさき田舎暮らしセミナー」が10月2日、東京都港区の新現役ネットの会議室であった。地域力の再生や地場産業の振興、交流人口の拡大などを狙いに、都市に住む団塊世代の定住・移住促進に取り組んでいる長崎県との“協働企画”で、約10人が参加した。

 セミナーでは県庁の総合的窓口を務める県地域政策課の廣田義美さんが、県のUIターンの支援活動を紹介した後、福岡市内から12年前、長崎県川棚町に家族で移住した堀江康敬さんが「ながさき田舎暮らしのススメ」と題して、体験談を語った。

 堀江さんは移住後、田舎暮らしの手引書を出版したり、ホームページで田舎暮らしの相談に乗ったりしている。田舎暮らしを始める際のポイントは、場所探し。夫婦でじっくり選ぶことが肝心という。全国の市町村が団塊世代の誘致を目的に実施する格安体験ツアーをうまく活用するのがコツという。

 もう一つのポイントはお気に入りの場所が見つかっても、すぐに土地を買ったり、建物を建てたりしないこと。まずは、賃貸物件などに住んでみる。器(すみかのこと)は最後に考えればよいとの助言だった

 「ある日、朝起きると、玄関前に泥の付いた野菜が置かれているのを発見するんです。田舎にはこれがあります。そのとき、皆さん、ここ(田舎)に移ってよかったと思うはずです」。堀江さんは、この日の話をこう締めくくった。

(2007/10/18)

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日時:
10:20

2007年10月11日
豪華客船でクルーズ気分

いま、中高年を中心にひそかなブームとなっているクルーズ。その舞台を垣間見たい-。そんな思いに駆られた新現役ネットのメンバーは9月28日の夕刻、神戸港に集まった。企画したのは、関西スタッフの伊藤允孝さん。

 メンバーらが見守る中、真っ白な船体の「にっぽん丸」が神戸港中突堤旅客ターミナルに接岸した。

 クルーズマスターの神野博一さんの“水先案内”で、メンバーらがボーディングブリッジづたいに本船に乗り込むと、白い制服姿のクルーらが明るい笑顔で迎えてくれた。

 メーンエントランスからエレベーターで6階へ。広々としたサロンでチーフパーサーから航海中の四方山話を聞く。その後、船内を回り、スイートルームではベッドやソファに身を委ね、豪華な船旅に思いをはせた。

 前方の船橋下にあるバーから望む景色は格別。神戸の山々の黄昏や水面に映ったハーバーランド、ポートタワーの明かりは実に美しく、感動的だった。

 お目当ての船上ディナーはフルコース。明石の錦鯛や南国のヤシの芽などの素材を使った料理と、「にっぽん丸」自慢のハウスワインを思う存分、堪能した。

 当日は13組の夫婦を含む43人が参加。結婚記念日や金婚式を祝う“熟年”カップルもおり、話は尽きず、またたく間に時が過ぎた。一行は「次こそはクルーズを」との思いに胸を熱くし、レトロなメニュー表とワインラベルを手みやげに、船を下りた。

(2007/10/11)

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日時:
12:59

2007年10月10日
「葉隠」精読会 日本文化に目覚める

新現役ネットの活動の一つに、武士道の聖典とされる「葉隠」の精読会がある。現代日本が失ってしまったもの、そして今の日本に最も必要とされるものを毎回、テーマとして取り上げ、葉隠の200におよぶ名言・名句の中から、えり抜きの金言を紹介・解説する趣向だ。

 葉隠は江戸元禄期の佐賀鍋島藩、山本常朝の物語。藩士の田代陣基が7年もの歳月をかけて聞き書き、編纂(へんさん)した。もっとも有名なくだりが、聞書一にある「武士道というは、死ぬことと見つけたり」。日本文化の精髄、日本精神の原型がここにあるとされている。

 講師役を務めるのは古典翻訳家の水野聡さん。全1300話の葉隠を、年齢を問わずより多くの人に読んでほしいと、現代語による全文完訳本を出版しており、当時の風俗、しきたり、人間関係など、分かりやすく解説してくれる。

 1月から毎月第4木曜日の夜、1時間半にわたって行われる精読会の参加者は毎回平均、10人程度。男性が6割、女性が4割で、60~70代が中心だ。

 精読会では参加者がひとりずつ、段落ごとに音読をする。いわゆる「候文」を、声に出して読むことで、背筋がぴんと伸び、気持ちもすっきりするとの声も。

 今回が2回目の参加という伊東孝司さんは「新現役世代は日本文化に改めて目覚める世代だと思う。葉隠の精読は地味だけれども、日本人のルーツや伝統の重みが分かる。本当に価値のあるものをきちんと継続して学ぶことが大切だと感じた」と話している。

 最近は熟読にとどまらず、葉隠に関連する日本文化の逸話などを紹介するコーナーを設け、当時の武士の教養とされた仕舞、能などをビデオで鑑賞している。

(2007/10/04)

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日時:
12:58

2007年09月27日
イスタンブールの味を楽しむ

日常を忘れ、飛び切りおいしいものを味わいながら、心豊かな時を過ごす新現役ネットの「プラチナサロン」。東京ならではの情報を生かし、年に5回、お薦めのレストランに案内している。

 いつもはランチの時間に楽しんでいるが、9月は残暑厳しい炎天下の日中を避け、夕刻から世界の3大料理の一つといわれるトルコ料理に舌鼓を打った。調理人全員がトルコ人というこのお店では食の都、イスタンブールの味をそのまま楽しむことができる。

 まずはトルコビールとトルコ名物、ざくろのジュースで乾杯。料理は香辛料がたっぷり効いて食欲をそそられるものばかり。豪快なケバブ(くし焼き)を食べ終わったところで、お待ちかねの伝統舞踊「ベリーダンス」が始まった。ダイナミックに、華麗に舞う美女に、手拍子がわき上がり雰囲気は最高潮に達した。ダンサーに促され、客もひとりふたりと参加するうちに、いつしかフロアはいっぱいに。みんなで踊り、ベリーダンスの一端を体験?した=写真。

 会員の今村勝行さんは「細かく震える下半身の動きは圧巻」と舌を巻く。会員に誘われ、この日初めて参加した女性は「とっても楽しい会ですね。また参加したいので、会員になります」と満足げな様子。

 帰り際に「次回はいつ?」と尋ねる参加者も多く、参加者を大いに魅了したイベントとなった。

(2007/09/27)

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日時:
18:29

2007年09月20日
軽井沢でサイクリング

 新現役ネットの同好会「サイクリングクラブ」は今月、1泊2日で軽井沢でのサイクリングを楽しんだ。

 発足から5年がたつ同好会の会員数は現在約80人。会員は50代後半から75歳までで、女性が35%を占める。最近は団塊世代の入会や参加が増えている。

 初日の8日は、台風直後とあって実施を危ぶむ声が一部にあったが、午前11時半には軽井沢駅に参加者が集合。早速レンタサイクルにまたがり、“旧軽”を巡った。旧三笠ホテルや、雲場池周辺の道は台風による倒木が多く、自転車での走行には注意が必要だった。

 夜はペンションの自然食で空腹を満たした後、翌日のコースや安全走行のための注意点などを確認し、その後は自由時間となった。夜のとばりに包まれた“旧軽”の散策に出かける人、食堂で引き続きサイクリング談議に花を咲かせる人、各人が思い思いの一時を過ごした。

 翌9日は国道18号の南側のコースを回った。塩沢湖やゴルフ場脇の木漏れ日のまぶしい道を、男女各12人、総勢24人が初秋の風を満喫した。午後3時半には予定通り、全員が軽井沢駅前に無事到着。自転車を返し、クールダウン体操をして、現地で解散した。

 これからの季節はサイクリングにはもってこい。今年も、恒例の11月中旬の若洲海浜公園での打ち上げサイクリング&バーベキューを含め、5つのイベントを予定している。

(2007/09/20)

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日時:
21:02

2007年09月19日
穴場めぐる「社会科見学」

 新現役ネットは「社会科見学」と銘打って、月1回のペースで都内近郊の“穴場”をめぐっている。

 8月は横浜市港北区にある慶応義塾大学日吉キャンパスを訪れた=写真。目的は、その地下に今も残る旧帝国海軍の連合艦隊司令部地下壕。見学には、90人もの応募があり、8月31日と9月4日の2回に分けての見学となった。

 普段、一般公開されていないので、今回はこの地下壕の研究調査や保存活動に取り組んでいる「日吉台地下壕(ごう)の保存をすすめる会」に案内役をお願いした。

 地下壕といっても、何か残っているわけでもなく、ただの跡地といえなくもない。だが、その立派なしつらえは「今の時代でも到底、作り得ないもので、感動した。そこでこだましたであろう軍靴の響きさえ聞こえた気がした」というのは、この企画を担当した女性。

 参加者の思いもさまざまで、慶応義塾高に学んだという松田正人さんは「キャンパス内に地下壕があることは知っていたが、無縁の場所だった」。今回、「歴史の学びは、未来の平和につながる」と、日ごろの認識を新たにし、感慨深げな様子。

 懐中電灯に浮かび上がる62年前の戦争遺跡を目の当たりにした梅田晃子さんは「戦争は二度と繰り返してはならない」と、平和の尊さを改めて感じた様子。「一人でも多くの人に、この地下壕の存在を知ってほしい」との思いを強くしたという。


(2007/09/13)

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日時:
12:52

2007年09月10日
東海地区でビール工場見学

新現役ネットは今まで首都圏と関西地区で活動を行ってきたが、東海地区の会員から「ぜひ、東海地区でも活動をしてほしい」というリクエストがあり、昨年から、東海3県で活動を開始した。

 これまでに会員が講師として、自身の経験を話す「学びの会」を実施。この春からは、会員ボランティアが定例ミーティングを重ね、8月28日、初の本格イベントとして、ビール工場見学会が行われた。

 東海地方には常駐の事務局員がいないこともあり、企画は東京の事務局が担当。受付や集金、参加者の誘導などは東海地方のボランティア・スタッフが行った。活動の中心は、5人の有志だ。

 今回見学したのはアサヒビール名古屋工場。アサヒビールは新現役ネットの応援企業の一つで、これまでにも関東、関西で4つの工場を見学してきた。

 見学会には、11人の会員が参加。終了後はできたてのビールで乾杯。「新現役ネットスペシャル」として、オードブルを囲んで、できたてのビールを堪能した=写真。「できたてのビールはこんなにおいしいものか」と、何杯もおかわりを重ね、仲間との楽しいひと時を過ごした。

 次回は会員ボランティアらの企画した、初のイベントに向けて準備を進めている。東海地区らしいものをと、テーマは「陶器」。10月に常滑を訪ねる予定だ。幹事は、定年後に陶芸を始めた会員と、東京で当会活動をしていた会員の2人。

 これから東海地区でも楽しいイベントを増やして、新しい仲間を作ろうとボランティア・スタッフ一同、意気込んでいる。

(2007/09/06)

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日時:
11:43

2007年08月30日
社会参加や学びに意欲

新現役ネットでは、メールアドレスを持っている登録会員を対象に、定期アンケートを実施している。8月上旬のアンケート(593人が回答)をみると、多くの会員が学習体験や社会貢献活動に強い関心を抱いていることが分かる。

 「あなたが今、一番やってみたいことは」という質問に対し、最も多かった回答は「イベントに参加したい」で36%。次いで、「知らないことを勉強したい」(34%)、「経験を生かして社会参加活動をしたい」(18・1%)が多かった。

 年齢別に回答の特徴をみると、リタイア直前の55~59歳では、26・3%が「社会参加活動」と回答。実社会への貢献に意欲を持っている。一方、70歳以上では39・5%が「知らないことを学ぶ」としており、衰えを知らない学習意欲の強さを示す結果となった。

 新現役ネットでは、こうした会員の要望に応えるために、全国で年間500ものセミナーやイベントを実施している。

 このうち、学習の場としては、会員の経験や研究を披露する「学びの会」、専門家を講師に招く「新現役カレッジ」という2種類の定期的なセミナーがある。

 7月の東海地域の「学びの会」では、定年後に陶芸教室に通い始めた児玉英雄さんの話を聞いた。児玉さんは陶芸に魅せられて、ついに自宅の庭に陶芸作業場を作り、現在も週の半分は作陶を楽しんでいる。参加者には、児玉さん自作のぐい飲みがプレゼントされた。

 会員の発案によるイベントも多く、8月2日には東京で「第16回グルメウオーク『衆議院参観と旧司法省』を訪ねて」が実施された。参加者たちは院内の赤じゅうたんを踏み、国の重要文化財にも指定されている赤レンガの旧司法省の見学を満喫していた。

(2007/08/30)

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日時:
17:11

2007年08月27日
人生観が変わる海の“探検”

新現役ネットには、ダイビングを楽しむ「海原探検隊」という同好会もある。現在、首都圏などの会員12人が、伊豆や沖縄の海に潜っている。

 幹事の1人、山辺登さんは、「欧米では、ダイビングは熟年夫婦が旅先で一緒に楽しむマリンレジャー」と強調する。「日本は安価で多く潜る若者向けのダイブが主流なので、ペースに慣れるまで『しんどい』と思う方も多いでしょうが、できる範囲でゆっくり楽しんで」と話す。

 「海原探検隊」では、もともとダイビングを愛好していた人だけでなく、未経験者も幹事のインストラクターから講習を受けて、海中散歩を満喫している。

 「泳ぎに自信がなくても、習いながら慣れていくので心配ありません。持病がある方も、主治医が『支障なし』と判断すればOKです。安心して参加できます」(山辺さん)という。

 大手銀行に勤務していた横浜市港北区の近藤郁雄さんもそうした1人。ヨットを楽しむなど、マリンスポーツは大好きだったし、息子さん夫婦の影響で、ダイビングにも興味を持っていた。それでも、「若い人たちと一緒では…」と長い間、遠慮してきたという。

 近藤さんは、「海原探検隊」を知り、さっそく入会。2年前、沖縄・伊江島で初めて潜った。岡本行夫理事長が伊江村と長いつきあいがあり、新現役ネットの会員57人とともに出かけたのだ。近藤さんはその後、パプアニューギニアやサイパンの海にも潜っている。

 「魚と同じ海中を自由に行動できる。高齢になってからもできる。こんな素晴らしいスポーツはないと思う」

 近藤さんは70歳を過ぎたいま、「ダイビングに出会って人生観が変わりました」と目を輝かせている。

(2007/08/23)

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日時:
11:24

2007年08月10日
平和願うコンサートに向け練習

新現役ネットの会員30人が9月、「セプテンバーコンサート」に参加する。昨年11月からのイベント「歌声ライブ! みんなで歌おう!」の参加者有志だ。

 歌声ライブは、歌手の庄野真代さん(NPO法人「国境なき楽団」代表)を案内人に音楽を楽しむ活動。難しいレッスンでなく、気持ちよく歌い、聞く人に歌の思いを届けようと、いきいきと練習を重ねてきた。

 この楽しさをもっと広げ、歌を通じて社会参加ができないか-。そこで、有志による「歌声楽団」を結成。庄野さんが日本代表を務めるセプテンバーコンサートに参加することになった。

 このコンサートは、2001年9月の米中枢同時テロの翌年、ニューヨークで始まった。平和を願い、誰もが自由に音楽を表現する催しだ。

 一昨年から日本でも始まり、今年は9月8~11日に都内など各地で開催する。「歌声楽団」は9日、日本アムウェイ本社「オーディトリアム」(東京都渋谷区)のコンサートに出演する。

 7月30日には練習会を開催。庄野さんも駆けつけ、参加曲を「いい日旅立ち」「お嫁においで」「竹田の子守歌&七つの子」の重ね歌に決めた。

 「ステージに立つ以上は自己満足ではダメ。エンターテインメントです」と庄野さん。「心の邪念を振り払って歌い、社会参加できるという、大きな幸せを発見しました。当日がとても楽しみ」(三崎原子さん)と、会員にも力が入っている。

 今月21日には、「第5回歌声ライブ! みんなで歌おう!」(東京・浜松町、文化放送メディアプラスホール)も開催する。問い合わせは新現役ネット事務局まで。

(2007/08/09)

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日時:
13:31

2007年08月03日
天神祭の船渡御に参加

7月24、25日、大阪市北区の大阪天満宮を中心に、浪花の夏を代表する天神祭が行われた。

 初日の24日は、宵宮(よみや)と呼ばれ、祭りは朝一番の鉾(ほこ)流し神事でスタート。

 約1100年の伝統を誇る天神祭の本番は、25日の本宮(ほんみや)。祭神が氏地を巡行する「陸渡御(りくとぎょ)」では、3000人の行列が続く。夕刻からは100隻1万2000人によるメーンイベント、「船渡御(ふなとぎよ)」へと移った。

 大川には、祭神を奉る船や祭神に従う船、協賛団体などの船が浮かび、若衆のこぎ手により、川面を縦横無尽に走りまわった。

 新現役ネットの会員も、「人形船講供奉船(にんぎょうぶねこうぐぶせん)」に乗り込み、参加。「どんどこ船」から鳴り響く鉦(しょう)、太鼓の「にぎやかし」に、大勢の観衆の心も鼓舞され、祭りの雰囲気は最高潮に。

 会員の乗船した船は、由緒ある祭神に従う供奉船だけに、随所で各船から「大阪締め」の手締めを求められ、参加者は立ちっぱなしで交わしていた。

 「乗船の一般予約は昨年の祭りが終わった段階で満席でしたが、会員から参加の要望が多く、『どうにか今年も』と、30席限定で確保しました」

 天神祭の船渡御への参加を取りまとめた関西ボランティアスタッフの伊藤允孝さんは苦労を振り返った。

 午後7時からの奉納花火で、天神祭はクライマックスを迎えた。

(2007/08/02)

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日時:
10:50

2007年07月26日
フォーラム関西 男と女テーマに座談会

 新現役ネットは7月12日、大阪市中央区の大阪朝日生命ホールで、第11回新現役宣言フォーラム関西を開催した。

 ゲストは脚本家・作家の大石静氏、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏、ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。

 登壇した大石氏の第一声は「大阪が好きです。大阪に来るとホッとします」。同氏は大阪を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」(平成8年)の脚本執筆のために1年の3分の1を大阪で過ごした経験がある。大阪滞在中の関西のおばちゃんとのやりとりを紹介すると、会場は大爆笑。さらに大阪の好きな点を挙げながら、「お上に頼らない気概が大阪にはある」と語ると、会場に集まった聴衆の多くが満足そうにうなずいていた。

 今回のフォーラムは、「女の本音、男の言い分」をテーマに、大石氏、残間氏、岡本氏の鼎談(ていだん)で進められた。

 大石氏は、脚本を担当した昨年のNHK大河ドラマ「功名が辻」に触れ、戦国時代の夫婦の姿として、戦場から帰ってきた夫を迎え、戦果の首を洗う妻の役目を紹介。「あの時代の男も女もぎりぎりで生きていた。男だ女だという違いはなかった」と述べ、「男、女の特質は違う部分もあるが、その視座、視点に違いはない」とまとめた。

 後半で話題は大石氏の生い立ちに移り、幼いころにアメリカ育ちの父から「君ならどう思うか」と問いかけられた経験を語り、自分なりの価値観、視点の形成に影響があったと紹介した。

 結婚観では、「夫は唯一、自ら選んだ家族。その選択に自信と責任を持って、死ぬまではぐくんでいこうと考えるようにしている」と前向きな姿勢。2時間にわたる明るくウイットに富んだ大石氏の話に、会場は充実した雰囲気に満たされた。

(2007/07/26)

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16:43

2007年07月20日
日本の文学作品を精読

 新現役ネットの活動には、「古典シリーズ」と呼ばれる精読会がある。最も長く続いているのが「入門・日本書紀を読んでみよう」だ。

 講師を務める玉川千里さんは新現役ネットの会員。ビジネス一筋だったが、心機一転、皇学館大学神道学専攻科で、古事記研究の権威の下で研鑽(けんさん)を重ねてきた。定年後に学問研究の世界に入った人だ。

 玉川さんが新現役ネットで精読会を開いたのは平成16年。これが好評だったことから、翌年から「入門・日本書紀を読んでみよう」が始まった。精読会は6回が一区切り。巻一の神代上から始まり、現在は応神天皇から仁徳天皇の時代を読み解いている。

 さて、新現役ネットの人気精読会にはもうひとつ、「葉隠・精読会」がある。

 講師の水野聡さんは16年、能文社を設立して、古典翻訳に携わってきた。この会では、『葉隠』の200におよぶ名言・名句の中から、より抜きの金言を紹介・解説し、特に味わい深く文体が美しい、いくつかの名段落を、ともに読み進めている。

 現在、月に1回のペースで開かれている。

 また、精読会ではないが、3回シリーズで行われた「荷風文学」入門講座も人気があった。

 講師の金林孝益さんは、永井荷風の人物に魅せられ、独自に荷風文学を研究。「深い教養と先見性を持つ荷風文学は大人こそが読むべき文学です」と、研究成果を多くの人に聞いてもらえるように、新現役ネットで講演術を身につけた。

 新現役ネットは、定年後の独自研究の発表機会を今後も充実させる方針だ。

(2007/07/19)

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00:14

2007年07月12日
シニアの視点で商品やサービス検証

 新現役ネットに22団体ある同好会のうち、今回は、社会活動の「気くばりデザインセンター」を紹介する。

 団体名の「気くばりデザイン」とは、年齢、性別、人種、体格、心身能力の違いや、障害の有無にかかわらず、使いやすい商品やサービスのデザインのこと。いわゆる「ユニバーサルデザイン」と呼ばれるものだが、幹事たちが温かさのある言葉で表現したいと、この名称を選んだ。

 中高年だからこそ気付く点を発掘するため、定期的に勉強会を開きながらテーマを持ったワークショップも重ねている。

 活動をいくつか紹介してみる。

 (1)シニアにふさわしい都心のお散歩コースの開拓と散歩会の実施。最近ではバリアフリー対応になっているかどうかなど現地調査をした上で、麻布-青山など港区を中心に2回の散歩会を実施。

 (2)シニア向けにコンパクトで持ち運びやすく、見やすい新方式の「散歩マップ」の開発と作成。

 (3)シニア向けの「新現役手帳」の作成も検討中。

 (4)シニア生活・定年後生活向けの「生活お役立ち情報」に盛り込まれた情報の再検証。

 このほか、クレジットカード、ポイントカードなどの選び方・使い方などの調査も実施。

 幹事の1人、谷口方紀さんは「私たちシニアが、生活達人、ビジネス熟達者との立場を自覚して、みんなが使いやすく、みんなに役立つ商品やサービスの姿を企業や自治体などに提言していきたい。そのうえで新しいモノやコト作りのお手伝いをしたい」と話している。

(2007/07/12)

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日時:
18:19

2007年07月05日
海外アーティスト招き芸術振興

 新現役ネットの活動から生まれたNPO法人「西会津国際芸術村」は、福島県西会津町の廃校を、海外から来た芸術家に創作活動の場として提供する活動を続けている。このたび、3組目となる海外アーティスト、イネス・テイシェイラさん、リタ・バルガスさんの2人が来日した。ともにポルトガルからの招聘(しょうへい)。

 今後1年間、木造の廃校に居を構え、創作をしながら、町民たちと国際交流や芸術の振興を図る。

 イネスさんは1979年生まれ。国立リスボン美術大学を卒業。絵画・陶芸が専門。

 リタさんは1981年生まれ。エボラ大学視覚芸術科を卒業。絵画・ビジュアルアートのアーティスト。

 「芸術村」に入ったのは6月26日。地元の町民、東京からの支援者が集って、西会津町長主催の「アーティスト歓迎会」が開かれた。

 イネスさんら2人は、最初に「おばんでございます」とあいさつし、参加者の歓声を誘った。

 アーティストの来日にともない、「西会津国際芸術村公募展」の作品募集も開始された。

 展覧会は、芸術家を目指す日本の学生たちに作品発表の場を提供し、ポルトガルのアーティストとの交流を深めることが目的で、開催は9月。NPOの安藤寿美子理事長は「芸術村の校舎を、応募芸術作品でいっぱいにしたい」という。

 詳しくはhttp://www.nishiaizu-artvillage.com/。または、西会津町教育委員会内公募展事務局・電話0241・45・3244。

(2007/07/05)

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18:43

2007年06月28日
体を動かし美と健康維持

 新現役ネットで身体を動かして学ぶ、美と健康の講座が人気だ。現在、2種目の講座が開かれている。

 ひとつは「ピラティス講座」。3年前に発足し、最近は男性の参加が目立ってきた。

 ピラティスは「西洋のヨガ」といわれることもあるが、常に身体を動かし続けるところがヨガとの違い。ゆっくり全身を伸ばして代謝を改善し、身体のゆがみを正す。

 講師の山岡有美さんは「呼吸と動きを正しく繰り返すことで、体内の筋肉を強く、しなやかにすることができます。無駄のない動作、美しい姿勢を保つこともできます。ピラティスで代謝の良い日常生活を維持しましょう」と話す。

 もう一つが「太極拳講座」。太極拳は108式の拳法からなり、最小限の力で体を動かすことで血のめぐり、気のめぐりを良くし、細胞を活性化させて老化を遅らせる。

 指導する坂井美恵さんは、夫の転勤で台湾に住むようになってから太極拳の勉強を開始。国際級太極拳の教練五段資格を獲得した。

 台湾の要人の太極拳講師を務めるなどの経験も積んで、昨年末に日本に帰国したばかり。豊富な経験を生かして、新現役ネットで会員向けの講座を開くことになった。

 坂井さんは「消費カロリーは年をとるに連れてだんだん鈍くなるので、年をとるほど運動が必要になる。その意味では、太極拳は本来、武術だから奥が深い。だれでも、飽きることなく続けることができます」と話している。

 新現役ネットの講座は、新現役世代に求められる「体を動かす」の実践にも役立っているといえそうだ。

(2007/06/28)

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日時:
23:06

2007年06月22日
人気イベント「国際交流シリーズ」

 新現役ネット関西の人気イベントに「国際交流シリーズ」がある。海外経験が豊かな人や、海外の研究に携わってきた人が、研究対象の国の文化や生活を語る。

 これまでに5回を重ね、フランス文学や芸術に関する論考・エッセーなどを発表している阪村圭英子さんが「フランス語の小話」を、定年退職後にローマ大学でエトルリア学講義を聴講してきた大森寿美子さんが、古代イタリア半島で栄えたエトルリア文明について語る会などを開催した。

 第6回の今回は「イタリアのマンマが語る日伊の大きな違い」と題して、国際結婚で日本に嫁いできたロザンナ・田辺さんの話。

 「私の住んだ町(大阪府)には外国人が少なかった。子供からは『ガイジン・ガイジン』とはやしたてられたので、『ニホンジン・ニホンジン』とかけあいをした。買い物に行っても、町で話しかけても『英語、わからない』と手をふられてしまった。主人は『私のしたい通りにすればよい』と言ったが、日本のしきたりも分からず、当初はどうすればよいのかちっとも分からなかった」

 ロザンナさんは、日本で生活を始めた当初のことを面白おかしく紹介した。

 その後、生まれた子供のために日本語を覚え、子供が学校でイジメにあったときにはPTAにも参加し、子供たちとも話し合ったりと、国際結婚だからこその苦労を語った。

 ロザンナさんの話を聞いた参加者は「見知らぬ国へ飛び込んだ勇気と、地域に溶け込む努力は大変なことなのに、実に楽しく、明るく語る姿が良かった」と、感想を話していた。

 次回は7月27日(金)午後6時半から、大阪市総合生涯学習センター第3研修室で、講演「あまりにも誤解された国フィリピンの実像」を予定している。

(2007/06/21)

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日時:
13:35

2007年06月14日
樹木医と歩く観音崎

 新現役ネットの人気イベント「樹木医と歩くシリーズ」が5月30日に開かれ、参加者らは東京から1時間で行ける海と自然美にあふれる「観音崎」を訪れた。

 総勢30人は神奈川県横須賀市の京急・浦賀駅に集合。バスで「観音崎」に着くと、樹木医で森林インストラクターの石井誠治さんを講師に、県立観音崎公園を歩いた。

 公園は東京湾に突き出した岬にあり、海と山が一体となった変化に富む自然美が特徴。海辺のあじさいを眺めながら森に足を踏み入れ、石井さんに解説を受けた。

 植物の葉がつややかに光る理由、がけに自生する植物の斜面の角度による違い-などは、参加者の好奇心を満たした。

 ほどなくたどりついた観音埼灯台は、明治2年に初点灯した日本最初の洋式灯台。現在は無人で東京湾の難所を照らし続けている。

 一行は展望台から浦賀水道を一望後、近くのリゾートホテルで食事をとって解散。解散後、最近オープンした横須賀美術館に足を延ばした人も多く、豊かな自然と美術を楽しんだ旅となった。

 樹木医と歩くシリーズは次回、来月11日に東京都港区の昔道と大イチョウを訪ねる。

 若者に人気の街、広尾を起点に、忠臣蔵で有名な浅野家の下屋敷があった有栖川公園を散策。善福寺で大イチョウ(通称逆さイチョウ)を眺め、向日坂~三井クラブ前~芝公園をめぐる。昼食は麻布十番の「梅芯庵」を予定。開催要項は次の通り。

 7月11日(水)、有栖川記念公園・広尾門に午前10時半集合。午後3時半解散予定。定員40人。費用は正・家族会員4500円、準会員5500円。

(2007/06/14)

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日時:
23:26

2007年06月08日
ものづくりは人づくり

 自分の知識、技能を社会貢献に生かしたいと考える会員のため、新現役ネットでは有志のグループ活動が盛んだ。

 先駆となったのは、5年前に設立された新現役技術総合支援グループ(GSSG)。大学関係者、製造業・商社などの現役・OB(技術系に限らない)がメンバーだ。

 活動内容は(1)中小企業への技術支援(2)技術フォーラム開催(3)会員の新規開発商品の事業化(4)教育事業等など。特に「ものづくりのための人づくり」を掲げて教育事業に注力し、東京都立六郷工科高校への講師派遣などを実践している。また都立橘高校では「ものづくりから流通、販売まで」をテーマに講演や授業を予定している。

 このほか、「ものづくりのための人づくり」をテーマにしたフォーラムも実施。第1回は昨年5月に真空光学の北野實社長を招いて開催し、社長の体験談をもとに、「技術開発のための人づくり」の講演に触れた。北野氏は日本の中小企業のメッカ、東京都大田区にある分光器などの精密機器メーカーの社長で、社員教育に力を入れてきた。

 第2回は昨年9月。「改善活動を通じての現場の文化づくりと人づくり」として、いすゞテクノの村井晋介取締役が取り組んできた管理職、事務所スタッフ、現場作業員の意識改革対策を紹介。

 今月28日には株式会社「ジェイテクト」の神谷昭充工作機械・メカトロ事業本部エンジニアリング部長が「熟練者のノウハウ、ITおよび工作機械の融合」を講演する。

 技術グループは経験や知見を持つ有志を募集している。詳しくはホームページhttp://www.gssg-shingeneki.com/で。

(2007/06/07)

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日時:
12:57

2007年05月31日
「千の風になって」のメッセージ

 新現役ネットは23日、東京・品川の三菱商事品川オフィス内会議室で第29回新現役宣言フォーラム「千の風になって」を開催した。

 ゲストは作家の新井満氏、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏、ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。

 壇上の新井氏は「命について、話をさせてください」とし、新井氏の訳詞と作曲と歌唱で、昨年来より評判になっている「千の風になって」が誕生するまでのエピソードと、この詩の持つメッセージについて語った。

 最初に、この英詩に出合ったとき、新井氏は「死者が生者を慰めている。その大胆な発想の転換に驚いた」と話す。「このポエムには、読む人の魂を揺さぶり、大切なものを思いださせてくれるような」メッセージがあり、「自分なりに翻訳をして、曲をつけてみよう」と、歌が生まれたという。

 新井氏は「この歌を歌うようになって大きな心境の変化があった」という。そのひとつが、「死ぬことが以前ほど怖くなくなった」こと。「死にはこれまで、暗い、冷たい、じめじめしている、とお墓の中に閉じこめられるイメージがあった。だが、風になるという発想は、死に対する暗いイメージを変えてしまった。死ぬことにジタバタしなくなった」

 さらに新井氏は、「死者の立場で死を考えるようになった」という。それは逆に、「自分はなぜ生きているのか」の問いかけになる。「生かされているのは、果たすべき役割があるから。それなら、死んだあの人の分まで生きてあげよう」。そして「これは死者にとっても、生者にとっても再生のポエムなのだ」と締めくくった。

 講演の途中、新井氏がマイクを手にこの曲を歌うと、満員の会場は大きな感動に包まれた。

(2007/05/31)

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日時:
23:10

2007年05月24日
「街道を行く」歩く会

 5月19日の土曜日、シリーズ9回目となる「街道を行く」歩く会が開催された。今回は、中山道の上尾宿から北本までのコースだ。

 午前10時に、JR上尾駅の改札口前に集合して、町歩きにくわしい堀江英雄さんの案内で歩き始めた。

 中山道六十九宿の5番目の上尾は、江戸時代には荒川舟運の要衝として栄えた。

 午前中に上尾宿脇本陣跡から、氷川鍬神社、遍照院、紅花問屋須田家、下の木戸跡をまわった。昼食は桶川駅付近で各自が自由に取った。

 新現役ネットの「街道を行く」シリーズは、毎回、参加者に人気のある「歴史を訪ねる旅の会」の幹事メンバーが、案内人・堀江英雄さんとともに企画しており、会員の自主的な活動として運営されている。毎回、歩行距離は8キロ程度にしているという。

 「高齢の人にも無理のない歩きやすいコースを選んでいます。疲れた方は途中で解散していただくのも自由というルールです」と堀江さんは言う。

 中山道を歩くのは、今回が4回目。このシリーズが始まったときに、日本橋から巣鴨までの約8キロを歩いて以来、一昨年の7月に、巣鴨から志村まで、さらに昨年の2月には、北浦和から大宮宿、武蔵国一ノ宮氷川神社からを歩いている。

 午後は、稲荷(いなり)神社、大雲寺、一里塚、上の木戸跡、松山道道標、立場跡、多聞寺を巡り、午後3時にJR北本駅で解散した。今後もコースを厳選したうえで開催する方針だ。

(2007/05/24)

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日時:
11:43

2007年05月17日
専門家を講師に「新現役カレッジ」

 新現役ネットには、各位の経験や研究を披露し合う「学びの会」と、専門家を講師に招く「新現役カレッジ」という2種類の定期的なセミナーがある。

 5月9日のカレッジは、小児科医で元日本女子大教授の中村博志さんが講師。「子どもの心の危機管理、死を通して生を考える教育」の講演で、死を正面からとらえるデス・エデュケーションの必要性を強調した。

 中村氏はこの中で「今の中学生の半分は、死んでも生き返ることがあると思っている」と、平成14年に中学生441人を対象に調査した結果を報告。「命の大切さを教えるには、死をしっかり見詰めることが大切」と訴えた。

 ただでさえ、核家族化で身近な親族の死に直面する回数が減っているうえ、メディアやゲームの影響で事実を正しく認識できない子供が増えているのに、教育現場では死の話を避ける傾向がある。

 中村氏は「カブト虫が死んだと嘆く子供に、またデパートで買ってやるから、となだめる母親がいる。せっかくのデス・エデュケーションの機会なのに、とんでもない話だ」と嘆く。

 中村氏は子供に命の大切さを教えるのは大人の務めだと主張。生き物が死んだときこそ、それを教えられるチャンスという。

 このほか4月11日のカレッジでは、製薬会社の顧問をしている正木慎司氏を招いて、「体と水の不思議」に関する講演を開催。有効な水分補給の方法やミネラルウオーターの基礎知識など、興味深い話題が披露された。

 20日のカレッジでは、東京工業大学の本川達雄教授を招き、「生物学的人生論」と題したセミナーを開催。ナマコ、ウニ、ヒトデの専門家ならではのエピソードに触れる機会を得て、参加者は一様に目を輝かせた。

(2007/05/17)

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日時:
12:28

2007年05月11日
関西ではボランティアが活動

 関西地区での新現役ネットの活動は、常駐する事務局員がいないこともあり、会員による自主的なボランティアで支えられている。活動の中心となる12人の会員は、ボランティア・スタッフと呼ばれ、月1回開かれるスタッフ・ミーティングに集まり、さまざまなイベントの企画が練られることになる。

 ボランティア・スタッフは、各自の得意分野を生かした企画も主催していて、草木や野鳥に造詣が深いスタッフは、「自然に親しむ会」シリーズを毎月開催。今月24日は、「カッコウの声を聞く観察会」をテーマに淀川河川敷をめぐり、アシ原の主役であるウグイス科の野鳥たちを眺める。

 京都在住のボランティア・スタッフは、京都名刹(めいさつ)シリーズを担当。15日には清水寺を訪れ、寺関係者の案内で非公開の仏足石などを見学する。

 神戸在住のスタッフは、地元の酒蔵を訪ねたり、美術館などをまわるイベントを企画。19日には「焼酎を楽しもう」を開く。

 世界各地で働く機会の多い人々との人脈が太いスタッフは、その中から講師を招き、勉強会を開いている。25日には、「イタリアのマンマが語る日伊の大きな違い」と題して、国際結婚をして日本に嫁いできたロザンナ・田辺さんの話を聞く会を催す。

 このほかにも、「お城めぐりシリーズ」や「人生の成功大学シリーズ」など、多彩なイベントが生まれている。

 ボランティア・スタッフは現役を退いても勤務先を持っている人、自営業者、教育活動家、主婦など幅広い会員層に支えられており、多様な活動が展開できる背景になっている。今後も新現役ネットは、こうした貴重な資産を生かした有意義な活動を充実させる方針だ。

(2007/05/10)

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日時:
20:52

2007年05月08日
教育、歴史テーマに意見交換会

 新現役ネットが実施した会員向けアンケート調査によると、充実が求められる活動に、セミナー、講演会、楽しい催事に次いで、「意見交換の場」が上位に入った。

 新現役ネットには現在、2つのテーマの意見交換会がある。

 ひとつは「教育を考える懇談会」。教育問題について、参加者が提言し、意見交換をする。毎月開催が原則で、これまでに46回開催した。

 最近の主なテーマは、「親の教育」。親としての自覚のない事例、親子関係が築けないケースが多いうえ、孫に自分を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばせないなどの症例が報告されている。このため、こうした事例の問題点や原因、対策などについて、議論が重ねられている。また、「教育の現場で、何か役に立てないかと、出前授業の勉強もはじめている」(世話役の篠原寿一さん)と、行動に発展することも期待される。

 もうひとつは「新・近代史研究会」。参加会員が講師を務め、他の参加者と意見を交換する会で、開催は57回。講師は自分の研究に磨きをかけ、参加者は歴史観の違いが浮き彫りになるようで、白熱した議論が展開される。

 3月には、永井均さんが「大東亜会議の意義」を題材に講演。敗色濃厚の昭和18年11月に開催された大東亜会議に出席した各国の代表の所信演説をひもとき、欧米の植民地からの解放・独立に日本が果たした役割について話した。

 4月には、高橋延明さんが「昭和の初め、アメリカがいかに反日であったか」の題で講演。当時の世界が見た日米関係を旧ソ連海軍幹部とソ連評論家の情報分析の資料や、昭和5年に発行された書籍などを引き合いに熱演した。

 新現役ネットは今後も意見交換会の充実につとめる方針だ。

(2007/05/03)

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日時:
00:31

2007年04月27日
グルメウォーク会 ランチ楽しむ街歩き

 新現役ネットの役割は、中高年が持っている経験や知識を社会に生かす活動を生み出し、支援すること。今回は、そんな趣旨にピッタリ沿った活動のひとつを紹介する。

 活動の名前はグルメウォーク会。新現役ネット会員の世良田要さんが事務局と相談して創設した人気活動だ。

 世良田さんは以前から仲間同士で街歩きを実践。その楽しさを広く知ってもらうため「街を歩き、ちょっとぜいたくなランチで疲れを癒やし、明日への活力にする」イベントを創設した。

 第1回は、平成17年2月。梅の花薫る皇居東御苑散策とお堀端のパレスホテルでの昼食を活動の中心にした。募集すると25人を上まわる申し込みがあり、多くの応募を断らざるをえなかったという。

 このため、第2回の横浜「みなとみらい21」散策では、2週に分けて50人を対象に実施した。

 毎回、趣向をこらした町歩きのルートを考え、参加者に喜ばれるランチの店を探しているが、「それが楽しい」と世良田さんは言う。高齢者に無理のないコースを選んでいるところも人気の背景といえそうだ。

 最近では1月に開館した国立新美術館の開館記念展を見学し、六本木ヒルズで本格海鮮料理を食べる会を実施。3月には皇后陛下の生家『ねむの木の庭』散策と旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)をめぐり、老舗料亭「金田中」が手がけた新スタイルの和食を食べた。古い街だけでなく、新しいスポットや店を取り入れていることがうかがえる。

 この4月25日には、根津神社のツツジを見物、森鴎外の旧宅跡で京懐石の昼食を食べる第15回の会を開いた。

 72歳の世良田さんは、今も仲間が楽しむための企画づくりに余念がないという。

(2007/04/26)

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日時:
13:46

2007年04月19日
学びの会 会員を講師に高め合う

 新現役ネットでは、「学びの会」と呼ばれる勉強会を定期的に開いている。新現役ネット会員が講師をつとめ、会員相互の研鑽(けんさん)を重ねる機会としている。

 新現役ネットが設立されたころ、何かを学ぶ場の設立を求める声が寄せられた。それを受けて、会員有志で検討会を開いたところ、「大学の先生や著名な講師の話なら、街のカルチャーセンターに行けばよい。むしろ、会員仲間にも、ためになる話をできる人がいるはず。そういう人の話を聞きたい」という意見が出た。

 新現役ネットには、経験豊かな人や、こつこつと個人研究を続けている会員が多い。そんな会員の話は、人をひき付ける魅力があるに違いない。そんなところから、会員が相互に講師をつとめる「学びの会」がスタートした。

 毎月1、2回開催して5年が過ぎた。自らの経験や知識を、人前で語ることで参加者が新たな知識を得るほか、講演者当人に話す自信がつくなどの効果が生まれた。教育現場や、市民講座などで話をする機会が増え、講師デビューをする人も生まれてきた。

 新現役ネットは、設立の目的に、中高年の皆さんが持つ豊富な経験や知識、技能を生かし、社会に役立てる活動をすることをうたっている。

 テーマは、「ベトナム駐在暮らしから昔の日本が見えた」(高河原勇さん)、「福祉国家スウェーデンから学ぶ」(上原晟逸さん)、「自分の生きがいを見いだす色彩心理のすすめ」(佐藤仁子さん)、「高度情報社会の現状と将来展望」(原惇さん)、「障害のある子供と親を通して“子育てと親子関係”を考える」(中井孝吉さん)、「幻のヘリコプター、世界初の開発者」(大西道一さん)など多彩で、新現役ネットの魅力の一つになっている。

(2007/04/19)

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日時:
21:06

2007年04月13日
介護セミナー 慌てる前に心構えを

 新現役ネットでは3月28日、介護セミナー「ある日突然! 家族に介護が必要になったとき~慌てる前に知っておくべきこと~」を開いた。

 講師は有料老人ホームなど、高齢者の住まいや介護についての相談を受けるニュー・ライフ・フロンティア介護情報館(東京都港区)の介護コンサルタント、中村寿美子さん。冒頭、「家族の形態が変化している現代では、家族に介護してもらうことは期待できない。しかし、介護はある日突然やってくる」と指摘した。

 必要なのはまず、介護保険制度を知ること。介護保険の特徴は選択と契約。自分の責任で選び、自分でサインをする。

 施設は種類が多岐にわたるのでよく検討する必要がある。どの程度、元気で、介護がどのくらい必要なのか。施設の種類によっては、いくら払えるのか、運営状況はどうなのかなど、事前チェックのポイントがあるという。

 介護が始まったら、家族は中心人物を決めてその人を中心に介護計画を立てる。親兄弟多くの意見を聞いても、方向性が決まらず、介護を受ける本人が一番、大変になるからだ。

 このほか、終末期に延命治療を受けるのか、認知症になって判断力が失われたらどうするか、葬儀はどうしたいかなどを決めておき、それを家族に話しておくことも重要という。

 最後に中村さんは、「人は必ず老いるが、『老い』を受け入れる覚悟ができておらず、介護に直面してパニックになる人が多い。誰かが何とかしてくれる時代はとうの昔に終わったと自覚すべきでしょう」と結んだ。

(2007/04/12)

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日時:
00:02

2007年04月06日
日本の危機管理は発展途上

 危機に囲まれる中、中高年が自分の身をどう守り、社会に何ができるかを考えることを目的にした、3回連続シリーズ「“危機管理”能力を高める」セミナーの最終回が3月27日に開催された。

 最終回は「国際水準から見た日本の危機管理」をテーマに、危機管理総合研究所の小川和久所長が話をした。

 「日本の危機管理のレベルは世界に通用する水準に達しているとはいえない」と結論から話し出した。国際水準になるには、まず「科学的なとらえ方」が必要だという。たとえば、日本での危機の議論は、「木を見て森を見ず」が多く、その典型が中国・北朝鮮脅威論だと指摘。脅威でなくするには、もっと冷静に科学的にとらえることが大切という。

 また、「重要インフラ防護という点でも日本は発展途上段階」という。今の社会を支える重要インフラ、電気やエネルギー、金融などは相互に依存している。

 「重要インフラの一角が破壊されれば、国はまひ状態」になる。防護するには、それぞれの業界でセキュリティーのレベルを高めなくてはいけない。一つのインフラ業界が弱いと、テロ攻撃などでそこから侵入されることになるからだ。

 次に情報の共有が大切だという。現在日本でISAC(情報共有・分析センター)があるのは通信の業界だけ。「問題意識さえ希薄な業界がある」と嘆く。

 今後の世界の趨勢(すうせい)は、ネットワーク・セキュリティーを通じた危機管理体制の構築だという。これは国家レベルでも必要だが、企業においても取り組む必要があると語った。

(2007/04/05)

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06:11

2007年03月31日
「時間通貨」で心をカタチに

 新現役ネットとさわやか福祉財団が、中高年の経験や知識を社会に生かす「ボランティア入門講座」を共催している。1月に開かれた第4回講座と、3月の第5回講座の様子を報告する。

 第4回は「時間通貨」がテーマ。さわやか福祉財団時間通貨推進プロジェクト・リーダー、鶴山芳子さんが講師を務めた。

 時間通貨とは、ご近所でのちょっとした頼まれごとを引き受けたりするとき、サービスや行為を時間や点数に換算して、地域やグループ独自の“紙券”に置き換え、これを「通貨」のように、サービスやモノと交換して循環させるシステム。

 「表現は『通貨』ですが、したいことは私たち全員が持っている感謝の心をカタチにすること」と鶴山さんは説明する。

 約20人の参加者は当日、数グループに分かれ、「近隣助け合いゲームキット」で時間通貨の仕組みを体験した。ゲームキットはネットから印刷可能で、隣近所に助けられる大切さや楽しさを知るのに役立つ。参加者からは子供や孫を交えて行いたい、という声も出た。

 第5回は「生活大国を目指したデンマークの福祉・ボランティア事情」として、さわやか福祉財団地域ネットワークづくり推進事業リーダー、木原勇さんを招き、現地視察の体験談に触れた。

 経済大国より生活大国を目指したデンマークでは、「もとは日本式の『手を差し伸べるケア』だったが、40年かけて『背中に手をまわすケア』へと意識を変えていった」と木原さん。できないことまで無理してするのでなく、「したいという気持ちで支援するのが大切」と話していた。

(2007/03/29)

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日時:
00:24

2007年03月23日
関西の名城を訪ねる

 関西在住の新現役ネット会員向けのイベントは、地元のボランティアスタッフが企画、運営している。毎月10件ほど開催されるイベントのうち、今回は昨秋から始まった「お城めぐり」を紹介する。

 関西には姫路城、二条城、彦根城、大阪城(大坂城)、安土城、和歌山城など、歴史的価値が高く、人気の高い城が多い。これらの城を、地元の郷土史研究家らと巡ろうとスタートしたのがこのイベント。第1回は安土城址。城郭資料館から安土城考古博物館を見学して安土城址を歩いた。

 第2回が3月11日に開かれた大阪城めぐり。定員を超える17人の参加者をボランティアガイド2人が案内。2組に分かれ、大手門から天守閣までの距離を、1時間以上を掛けて丁寧に案内した。

 大坂城は1583年、豊臣秀吉によって築城されたが、徳川家康が攻め落として完全に破壊すると、その上に、より巨大な徳川家の大坂城を1620年に築いた。その城もその後、落雷と失火で焼失し、現在ある天守閣は、大阪市長、関一の提唱で1931年に再建されたもの。

 参加者は、畳36枚分の大きさという石垣の巨石前で写真を撮り、ガイドの説明を受けて、天守閣までのぼった。

 「淀殿自刃の碑」を見ながら帰る途中には、天満橋近くの料亭「大乃や」で昼食。参加者の中には「以前にも訪れたが、ガイドさんの説明で多くの発見があった」と語る夫婦も。シリーズを企画した神吉正弥さんは「ガイドの説明と、仲間同士でゆっくりまわる点が魅力のようだ」と話している。

 次回は4月15日に彦根城をめぐる予定だ。

(2007/03/22)

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00:30

2007年03月16日
爽快ゴルフ同好会 人脈作り仲間と楽しく

 新現役ネットでは同好会活動も活発。

 その中でも、かつて接待など仕事でゴルフをしていた面々が、リタイア後、のんびりとゴルフを楽しもうと発足した「爽快(そうかい)ゴルフ同好会」は充実した活動を展開している。

 手ごろな価格で楽しめる平日を中心に、「スポーツ精神にのっとり、マナーを重んじる英国生まれらしい礼儀を大切にして仲間と1日親しく楽しもう」という趣旨で、平成15年5月に発足した。今年の1月には40回目の月例会を「相模CC」で行った。

 長続きには運営している幹事グループ(14人)の熱意が大きく寄与している。幹事らはメールで情報交換をしながら、コースの選定、予約、当日の準備などをきめ細かに行い、参加メンバーの満足を追求。

 この会の「自慢できるところ」について、幹事のひとり、久保田惣治さんは「会員の持つネットワークを頼るなどして、名門コースを例会の会場に選んでいます。素晴らしいコースでプレーができると喜んでもらっています」と言う。

 同好会会員は現在80人。

 発足当初、夏は暑さによる健康への影響を考慮し、休会としていたが、避暑地の蓼科や那須を会場に1泊の「高原ゴルフ」として開催を実現、行動範囲を拡大してきた。

 有志らは「オーストラリア」「ハワイ」「台湾」を舞台にした海外ゴルフも実施。ゴルフ後の食事や観光なども充実させ、会員相互の親睦(しんぼく)を深めている。

 久保田さんは「団塊世代は退職したら、ぜひ参加してみてください。ゴルフを楽しみながら、新しい人脈を作りましょう」と呼びかけている。

(2007/03/15)

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19:09

2007年03月09日
「災害の世紀」にそなえた危機管理

 新現役ネットの「“危機管理”能力を高める」セミナーが2月27日に開催された。

 危機に囲まれる中、中高年が自分の身をどう守り、社会に何ができるかを考えるセミナーで、2回目の今回は「災害の世紀にそなえて」がテーマ。講師のNPO法人防災情報機構の伊藤和明会長は「21世紀は災害が多発する世紀」と警告。心配される災害として、第1に気象災害、第2に東海、東南海、南海地震の発生。第3に首都圏直下型地震を上げた。

 気象災害については「地球温暖化の影響によってもたらされる」と環境維持の重要性を指摘。地球温暖化のデータを示しながら、「異常気象の多発や、台風やハリケーンの大型化などを引き起こす」と説明した。これらの規模も今後、従来の想定を超える可能性があるという。

 「『バケツをひっくり返したような雨』とは、1時間に30ミリ程度の降水量をさすが、昨年8月大阪府豊中市の集中豪雨は110ミリ」と、その“異常さ”を説明した。

 さらに、東海、東南海、南海、首都圏直下型地震もいつ起こっても不思議でない時期にさしかかっており、「地震に対しては、建物の耐震化が大切。崩壊すれば、命や財産を失うだけでなく、周辺への災害の拡大、救援の障害にもなる。特に古い木造住宅は耐震性をチェックして強化を図るべき。地方自治体によっては、耐震診断や耐震補強に補助金を出している」と述べた。

 災害の世紀にそなえて、「防災危機管理に大切なのは、まず災害環境の把握。災害のタイプは暮らす場所によって違うので、自分のいる場所にはどんなタイプの災害が起こり得るかを知ることが大事だ」と説明。そして「自分の身は自分で守る。その上で自分たちの町は自分たちで守る、という心構えが必要だ」と結んだ。

(2007/03/08)

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09:06

2007年03月02日
地域デビュー 率先して自分流活動

 先週に続き、新現役ネットが1月に実施したアンケートで、「『地域デビュー』という言葉を聞くが、何か地元や地域の活動をしているか」と問いかけたところ、会員らがどう回答したかを紹介する。

 回答した50~70代の261人のうち、112人(43%)が「何もしていない」が、何かしている人は、どう回答したのか。

 42人(16%)は、地域での趣味や、スポーツの講習会やサークルに参加。40人(15%)は自治会役員などを引き受けていた。また、地域ボランティアなどへの参加は67人(26%)。うち、NPOなどに所属して活動している人は37人(14%)で、残りが各自のやり方で地域参加をしていた。この「自分流ボランティア」の声を拾ってみる。

 60代男性のボランティア活動は道路清掃。「家の前の道路が拡張整備された際、汚す者が後を絶たず、見かねて住民に呼びかけた。地域デビューはまず、自分で汗を流し、率先して活動しないと、古くからの住民になかなか受け入れられない」と論評した。

 別の60代男性は「公民館のサークル活動で昭和史に関する勉強会」を発足させ、50代女性は「花のボランティア。この地域に花が咲いているといいな、と思ったから」と回答した。

 ほかにも、「高齢者向けパソコン講座の講師」(60代男性)、「地元のクラシック音楽愛好家と音楽を楽しむ会やミニコンサートを定期的に開催」(60代男性)、「20年前、自宅改築で出た不用品のガレージセールを開き、以来5人の主婦と毎月1回続けている」(70代女性)、「学童の防犯パトロール」(70代男性)など、さまざま。

 地域参加の多様化が進んでいることがうかがえた。

(2007/03/01)

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00:31

2007年02月23日
地域デビュー きっかけ探しに苦労

 新現役ネットでは1月、メールアドレスを持つ会員にアンケート調査を行った。テーマは「地域デビュー」。「地元や地域の活動をしているか」について回答を求めた。50代から70代までの261人の回答を集計すると、「何もしていない」は43%で112人。年代別では、50代が49%、60代が45%、70代が28%と、若くなるほど「していない」比率が高い。

 なぜ「何もしていない」のか。アンケートから、本音をさぐってみた。ある50代女性は「会社人間だった人が地域活動に参加したり、近所付き合いを始めたりするのは、いいことだと思う。地域の活性化になることをしてほしい」と応援メッセージ。

 一方で、「きっかけがありません。仲間内で固められているようで、途中から入りにくい」(50代男性)、「地元少年野球チームで長く活動していた。地域再デビューをいかにするか、検討中」(50代男性)など、きっかけ探しに苦労している声が多い。

 ただ、中には「近くの大学に留学しているアジアからの学生さんのホストファミリーをしています」(50代女性)、「家業を1週間のうち数日手伝っており、それが私の『地域デビュー』かもしれません」(50代男性)と、工夫してきっかけをつかんでいる人もいる。

 「必ずしも皆が『地域デビュー』しなければならないわけでもない。住む場所や条件、環境にもよるし、当人の性格や目標によっても異なる。一種の流行語に惑わされず、本当に自分のやりたいことをやるべき」との意見もある。

 これから定年を迎える50代。会社を離れた後、どのように生きたいのか、現段階ではまだ十分に描ききれていない印象だ。

(2007/02/22)

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08:12

2007年02月17日
セカンドキャリアを考えるセミナー

 ■関心高く活発な発言

 団塊世代が定年を迎えるにあたって、第二の人生、セカンドキャリアをどうする-。新現役ネットは7日、都内の新現役ネット事務局会議室で「新現役世代のセカンドキャリアを考える」セミナーを開いた。

 講師は、中高年齢者の就業機会創出の現場にいる企業「メイツ」の高平ゆかりシニア事業部長。

 セミナーの目的は、セカンドキャリアを考えるためのノウハウを提供すること。高平さんの話に参加者は真剣に耳を傾けた。

 セミナーで高平さんは「セカンドキャリアと言っても、キャリア観により、選択肢は再就職だったり、独立や起業だったり、また、NPOやボランティアだったりとさまざま。セカンドキャリアを考える上で、自身の年代を追ったキャリア志向や経験職業、個人を取り巻く諸条件、職業能力などを整理し、自己理解を深める必要がある」と語った。

 参加者の大半はまだ「現役」の会員。セミナー終了後には、参加者から「セカンドキャリアを考える上で大変参考になった」などの声が上がった。

 講師の高平さんは「受講者から活発な発言があったり、問題提起の発信があったり、新現役世代のキャリア形成への関心の高さを実感しました」と話した。

 このセミナーは今後も2回、開催する予定。

 第2回は3月7日(水)。「自己分析編」としてセカンドキャリアに関するビジョンの作成を予定している。

 また第3回は4月3日(火)に開催予定で、「実践編」として職務経歴書のポイントや自己アピールの仕方などを学ぶセミナーにする計画だ。

 参加費は正・家族会員500円(準会員1500円)。定員は各回30人。問い合わせは新現役ネット事務局まで。

(2007/02/15)

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日時:
00:02

2007年02月09日
危機管理は「自助」と「互助」

 国家レベルから個人レベルまで、さまざまな危機に囲まれた現代で生き抜くため、新現役ネットはこのほど、「危機管理能力を高めるセミナー」を開催した。

 セミナーは3回シリーズで、中高年世代の危機意識を高め、危機に対応できる能力を身につけることが目的。

 第1回として、1月31日、初代内閣安全保障室長の佐々淳行さんを招き、「国家の危機と個人」とのテーマで講演会を開催。新現役ネットの会員120人が熱心に耳を傾けた。

 佐々さんは「危機管理は自助、互助、公助が大切。だが、国や自治体での公助はあてにならない状況と考えた方がよい。だから、個人としての自助、互助が重要になる」と指摘。

 このうち「自助」について、「個人で判断して行動することが大切。日本人は集団でいるとまったく動かないケースが多いが、危険を感じたら行動に移すこと」と、周囲に惑わされないことの重要性を訴えた。

 さらに、「国家の危機で個人ができることはまず、生き延びること。そのうえで、家族を守ることが最大の公共奉仕になると思ってほしい」と、自分や家族を守る重要性を強調した。

 一方、「互助」については「自分が何をできるかという能力よりも、誰が何を知っているかを把握していることの方が役に立つ」と指摘。

 そのうえで、「阪神淡路大震災で救急活動を阻害した原因を調べると、6割が勤務先に出社しようとして引き起こされた交通渋滞が原因だった。だから、『災害に際しては、出社に及ばず』と、企業のトップからも言ってほしい」と指摘。有事の出社が、意に反して周囲への悪影響になる可能性に触れ、自身や家族の命を守ることを優先する、冷静な判断の重要性を強調した。

(2007/02/08)

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日時:
08:10

2007年02月02日
熱海市団塊シンポ、地域参加呼び掛け

 新現役ネットは1月27日、熱海市の三大別荘のひとつ「起雲閣」で、「熱海市団塊シンポジウム」を開いた。

 熱海市の地域代表らと団塊世代が地域振興策を練るのが目的で、地元から平井祥雄・熱海商工会議所専務理事、地域振興活動を展開している特定非営利活動法人(NPO)エイミックの二見康一副理事長ほか、地元で事業、社会活動を行う6人が参集。新現役ネットからも船橋利幸事務局長代行ら6人が参加した。

 シンポジウムでは、企画の提唱者、石渡久照・熱海市ニューライフ支援室長から趣旨説明と参加者紹介があり、船橋氏の意見表明で協議がスタートした。

 船橋氏は「団塊世代の退職で余暇活用社会の重要性が高まる。団塊世代をマーケットとしてだけでなく、活動のパートナーとしてもとらえることが必要」と指摘した。

 平井専務理事が「総合的な街づくりが必要。そのためにも地域コミュニティーづくりが大切だ」と団塊世代の地域参加を呼び掛けた。二見氏も「熱海といえば温泉。市民が温泉の良いところをもっと理解して愛することが大切」と発言した。

 この後、新現役ネットからの参加者が、シンポジウム前に開かれた市内見学に触れ、「熱海は十分に元気だ」とエールをおくり、「観光都市として、他との差別化を図るには、特徴づくりが大切だ」などと提言した。

 2時間にわたるシンポジウムは、次回以降、具体的に団塊世代が街づくりに参加する仕組みを検討することを確認して閉会した。

(2007/02/01)

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日時:
16:31

2007年01月26日
第2回「歌声ライブ!」開催

 1月18日に第2回の「歌声ライブ! みんなで歌おう!」を開催した。第1回は昨年11月。そのときの参加者の強い要望により今回の開催が実現した。案内人は歌手でNPO法人「国境なき楽団の代表」を務めている庄野真代さん。ギターを田中章さん、ピアノを松田佳実さんがそれぞれ担当した。

 事前にリクエスト曲を募集し、それを参考に歌集を作成。参加者はこれを見ながら歌った。

 まずは発声練習から。前回の復習の「いい日旅立ち」ではじまり、その後は参加者からのリクエストを元に案内人の庄野さんが選んだ「青い山脈」「上を向いて歩こう」「銀色の道」などを皆で歌った。

 庄野さんから詩の理解の仕方、気持ちの入れ方などの手ほどきを受けながら、腹のそこから大きな声で歌うことができるまでになった。ギターとピアノの伴奏での歌唱という、カラオケでは味わえないライブ感もこのイベントの醍醐(だいご)味だ。

 参加者からは「大きな声で歌うのはとても気持ちがいい」「ぜひ継続したい」など、の要望が寄せられている。

 庄野さんは「今回はコーラスにも挑戦してみましたが、みなさんの優しく力強いお声がスタジオに響いて、とても美しいハーモニーになりました。演奏者も感動のひと時でした。歌うことを通して、まわりの人との心のつながりを感じていただければうれしいです」とコメントを寄せた。

(2007/01/25)

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日時:
17:09

2007年01月19日
マジック学び広がる交流

 新現役ネットでは数々のユニークな同好会が活動しているが、「マジック愛好会」もそのひとつ。

 マジックを学ぶ「自分も楽しい、人も楽しいマジック入門講座」は以前から開いている。ビール会社の役員を退職後、生涯学習1級インストラクターとして手品などを教えてきた新現役会員、奥井朗さんが講師を務める。しかし、講座に参加するだけではもったいないと、有志が「マジック愛好会」を結成した。

 「マジックは何度も人前でやることが上達の秘訣(ひけつ)。そのための場を作ろうと、仲間に声をかけた」と、同好会幹事の堀野勤さん。「新現役ネットのよいところは、講座で学んだ後も、グループで末永い仲間付き合いができること」とも言う。

 「マジック愛好会」は対外的な活動も実践。昨年の新現役ネット「新春会」では、黒のスーツにシルクハットの装いで、自慢のマジックを披露し、出席者からさかんな喝采(かっさい)を浴びた。

 新現役ネットでは、新たなマジック愛好家を育てるため、入門講座を予定している。材料はカード、ロープなどで、演技の見せ方も指導対象。開催は今月24日、2月28日、3月28日の午後6時~8時。会場は東京・田町の「新現役ネット」会議室。参加費は正・家族会員6000円、準会員6600円で初回に徴収。ほかに材料実費(少額)。問い合わせは事務局まで。

(2007/01/18)

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日時:
11:56

2007年01月12日
健康座談会 人生を楽しむのが基本

 新現役ネットの同好会「健康楽々倶楽部」は、代表幹事の伊藤康子さんをコーディネーターに、新現役世代の健康意識を考える座談会を開いた。

 「健康とは医学や薬の話ではなく、『楽しい』をいっぱい集めること。いい仲間を持つこと。そんなことではないかと思っています。健康楽々倶楽部はそんな思いから始めたのです」

 座談会で伊藤さんが健康について口火を切った。

 それを受けて、製薬会社に勤務した経験のある薬剤師、中島慶八郎さん(昭和6年生まれ)が、「健康とは目的じゃないんですね。健康な状態で何をするかがむしろ大切でしょう」と発言した。同じ昭和6年生まれの今村勝行さんも「いかに楽しく人生を過ごせるか。健康はすべての資本ですね」と賛同。健康自体が目的になりがちな風潮に警鐘を鳴らした。

 では、健康であるために心がけていることは、という問いに、還暦を過ぎたばかりの馬場章介さんは「僕が大事にしているのは、腹八分という言葉です」と言い、皆は納得。中島さんも「歩数計を付けて、1日1万歩を歩いた翌日は3食、5000歩だったら2食と決めています」と、自身の工夫を紹介した。

 最後に伊藤さんから、「皆さんに共通していることは、自分で自分のからだをよく知っているということ。しかも、自分がやりたいこと、目的をしっかり持って、楽しんでいることがわかりました。これが健康の素ですね」とまとめた。

 新現役ネットはこうした会員からの情報をまとめ、年4回発行の会報誌「らいん」で紹介している。健康座談会の様子は、1月下旬に正会員に送られる会報誌で紹介される予定だ。

(2007/01/11)

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日時:
15:44

2006年12月22日
サイクリング同好会

 ■健脚作りと体力維持

 新現役ネットでは、会員が自主的に同好会を構成し多角的に活動中。精力的に活動する15団体のうち、今回紹介するのはサイクリング同好会。

 活動は毎月2回。健康維持が目的で、「誰でも参加できる健脚作りと体力維持」を目指し、活動先で自転車を現地調達するレンタサイクルを基本にしている。モットーは安全第一。周囲に迷惑を掛けないことも基本姿勢。

 今年の夏は北海道にチャレンジ。シラカバ並木を快走しながら十勝岳の噴煙を味わう一方、途中、話題の旭山動物園にもたちよりアザラシ館や北極熊館などの見物に興じた。

 9月後半には横浜名所・みなとみらい周辺をサイクリング。港の見える丘公園に立ち寄り、洋館をめぐり、見どころを探索した。10月前半は千葉の花見川沿い。後半は筑波学園都市ののどかなサイクリング。

 筑波学園都市では、宇宙祭りの最中で、興味深い展示物の見物ができた。展示の中には、環境破壊防止のため、宇宙の太陽発電素子で発電し、そこで作った電力を巨大なパラボラアンテナとレーザー光線で地上に送電する計画があり、一同の興味を大いにかきたてた。

 説明では、「レーザー光線を利用するが、スペースシャトルなどへの影響はなく巨大な電力を地上に送れる」とあり、15年後に開始できるという。

 11月は今年最後のイベント。毎年恒例の都内臨海新都心地区の若洲キャンプ場周辺のサイクリング。青空の下を快走した後でバーベキューを堪能した。

 12月は1年の最後の反省会を開催。同好会では来年も楽しみを詰め込んだイベントを企画する方針だ。

(2006/12/21)

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19:55

2006年12月15日
ボランティア入門講座

 ■成年後見人の増員を

 新現役ネットとさわやか福祉財団が、中高年の経験や知識を社会にいかすため、「ボランティア入門講座」を共催している。12月6日の第3回は、「成年後見制度と市民後見人」がテーマ。さわやか福祉財団和久井良一理事が講師を務めた。

 成年後見制度は、認知症などで判断力が落ちた本人に代わり財産管理や介護サービス契約をする手助けの制度。170万人の認知症人口に対し、制度利用者は7万人と利用度が低いことが問題視されている。

 「介護サービスとの契約で、どの会社のどんな介護を受けるのか、どうすれば自分らしく暮らせるのか。適切に選ぶためには、親身になってくれる人に後見人になってもらうことが重要」と和久井さんは強調した。

 たとえば高齢者を狙った詐欺事件への対応でも和久井さんは「認知症になった自分が5万円以上の契約を結ぶ場合に、後見人の承諾も必要と決めておけば、問題が起きても解約など解約法が見つけやすい」という。

 制度が普及していない理由のひとつに後見人選びに迷うなどの事情がある。さわやか福祉財団などが参加している高齢社会NGO連携協議会は、こうした問題の解決に役立とうと、後見人活動をボランティアで支援する「市民後見人」の増員を呼び掛ける活動を進めている。和久井さんも仲間とともに「市民後見人NPO」の設立に立ち会うことになった。

 「市民後見人の養成講座などを開き、仲間を増やしたい。経験豊かな中高年だからこそできる社会貢献。新現役世代に人たちにも参加してほしい」と呼び掛けた。

(2006/12/14)

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日時:
09:03

2006年12月09日
西会津国際芸術村

 ■廃校を創作活動の場に

 新現役ネットの活動から生まれたNPO法人「西会津国際芸術村」は、福島県西会津町の廃校を芸術家の創作活動の場にしている。発足1年目、2年目は、リトアニア共和国からアーティストを招聘(しようへい)。3年目の今回はポルトガルから招くことになった。

 ポルトガル大使館の協力で来日希望者を募集。夫婦参加も含めて合計24人の応募があり、イネス・テイシェイラさん、リタ・バルガスさんの2人が決まった。

 イネスさんは、国立リスボン美術大学を卒業後、リスボンのノバ大学で日本語を履修した女性。平面から立体彫刻、メディアアートや陶芸、ジュエリー制作と幅広い創作活動をしている。1979年生まれ。

 リタさんは、エボラ大学視覚芸術科を卒業。さらに英国のサウサンプトン大学で彫刻科、版画制作科を卒業した、1981年生まれの女性。彼女も平面から立体彫刻、ビジュアルアート(視覚芸術)と多彩な芸術活動を行っている。

 選考に加わったNPOの安藤寿美子理事長は、「イネスさんは、あらゆるジャンルに精通。大学で日本語を勉強したので、西会津の人や子供たちと、芸術を通した交流ができるのではないかと期待しています」

 「リタさんの作品は分かりやすく、芸術性に富んでいる。技術を駆使した版画の作品展も楽しみ。また、映像製作にも意欲があるので、西会津の自然や生活などから作品ができるかもしれません」と話している。

 来年5月に来日予定。1年間、木造の廃校に居を構え、創作活動をしながら、町民たちとの国際交流や芸術の振興を図る。

(2006/12/07)

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日時:
07:06

2006年12月01日
第28回フォーラム

 ■「成熟」見つめ活発な論議

 新現役ネットは11月22日、東京・渋谷の青山学院大学内ガウチャー記念礼拝堂で第28回新現役宣言フォーラム「この国の行方 成長から成熟への転換」を開催した。

 ゲストはジャーナリストの筑紫哲也氏、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏、ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。話題は注目の教育談義にも及んだ。

 筑紫氏 「成熟は語られる中身こそが重要。私は仕事で多くの年長者にお目にかかっているが、瀬戸内寂聴さんも、森光子さんも体だけでなく気持ちも元気。ヤング・アット・ハート。ここが大事」

 「学生のデキが悪いことを大学の先生に問い詰めたら、その先生は『大学入学時点でもう手遅れだった』という。では高校のせいか、と思っていると、高校でも入学時には手遅れという。さかのぼると、小学校でも手遅れで、赤ちゃんの段階から表情が少ないという」

 岡本氏 「野山で生き物と間近に遊んだ子供たちは、脳を刺激されて考える。都会の子供は、あらゆるものを与えられ、処理することだけ考えれば済んでしまい、あまり考えない」

 団塊世代について、筑紫氏が「学校では、団塊世代の大量退職で、時間もカネもある高齢者が孫の教育に口出しを始めるのではないか、と悩んでいる」と指摘。残間氏が「多くの団塊世代は孫のことより自分のこと。それは一部の人だけでは」と応じた。質疑応答も活発に行われ、会場は最後まで熱気に包まれた。

(2006/11/30)

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日時:
20:32

2006年11月25日
オペラ・コンサートの夕べ クラシック身近に

 新現役ネットには定期的にオペラをCDで鑑賞して楽しむオペラ鑑賞クラブがある。今月17日には生の歌声でオペラを楽しむ「オペラ・コンサートの夕べ」を開いた。

 会場は都内にあるヨーロッパ初期盤を中心に4万点をそろえるのクラシックレコード専門店「エテルナトレーディング」。当日は40席の即席の客席を作った。同店の責任者、高荷洋一さんは、「クラシックを身近に感じてほしいと思ってミニコンサートをときどき開いています」と言う。

 この日は「モーツァルトとプッチーニのオペラに見る女性達」と題して、「フィガロの結婚」より「愛の神よ、照覧あれ」、「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」などが、山下のぶ子さんの歌、鈴木架哉子さんのピアノ演奏で披露された。

 コンサートをプロデュースしたフランコ酒井さんは、「生誕250周年のモーツァルト、スケートで金メダルを獲得したときの『トゥーランドット』がプッチーニ。そんなクローズアップされた曲を選びました」と解説した。

 また酒井さんはこの日の日、「作曲家には理想の女性像があるので、オペラ作品にどう描かれているかを見いだすのも楽しみ方」と語った。

 酒井さんは、大手商社に勤務しながら、オペラ研究家としてNPO日本ヴェルディ協会を立ち上げ、クラシックの歌手や演奏家を支援している。

 この日は途中、ティータイムを挟み1時間半のアットホームな演奏会。参加者は伸びのあるソプラノの美声を堪能した。

(11/23)

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日時:
01:37

2006年11月17日
美術館めぐりシリーズ 学芸員による説明好評

 新現役ネットの人気イベント「美術館めぐりシリーズ」では、今年すでに東京、大阪、名古屋で20カ所の美術館、美術展を訪れた。募集案内をすると、すぐ募集枠が埋まるほどの盛況ぶりだ。

 人気の理由は学芸員による展示説明。名古屋ボストン美術館の肉筆の浮世絵「江戸の誘惑展」を訪ねた際には、学芸員から鑑賞ポイントの特別講義を受けた。また鑑賞後、美術館に近い高級レストランなどでの食事会も人気が高い。

 11月に入って関西で兵庫県立美術館の「エコール・ド・パリ展」を見学。午後集合で、約1時間の説明を受けた後、作品を自由鑑賞した。その後は灘の酒蔵元が経営する料理店で新酒の利き酒や料理を楽しんだ。

 関東では今月、茨城県北茨城市の「天心記念五浦美術館」に初のバスツアーにでかけた。埼玉から参加した田中実さんは「五浦で活躍した芸術家の足跡が残る地に降り立ち、エネルギーを得た思い」としみじみと語った。

 企画した新現役ネット事務局の久保田久美子さんは「素晴らしい展示と恵まれたお天気に支えられ、満足いただけた様子で安心した。これからもいろんな美術館を周りたい」と意気込む。

 12月1日には、今年7月にオープンした東京・青山の青山ユニマット美術館を見学予定。

(11/16)

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日時:
06:01

2006年11月10日
ボランティア入門

■関心高く積極的に質問

 ボランティアを始めてみたい、と希望する会員向けの特別講座「ボランティア入門」を開催することになった。

 講座はこの分野で実績があり、以前から交流のあるさわやか福祉財団(堀田力理事長)との共催。同財団財務グループの小林勝輔さんから「新現役ネット会員の知識や経験は社会に役立つはず。ボランティアの輪を広げたい」と、快諾を受けた。

 第1回は9月下旬。同財団事務局長の清水肇子さんが「自分の力を社会にいかすためにどうすればよいか」をテーマに講演。40人の来場者に「構えずに、身近なところ、すぐにできることから始めることが大切」と訴えた。その後、同財団の勤労者マルチライフ支援センターの大畠政義さんが、性格ごとに向いているボランティア活動などを紹介した。

 第2回は10月下旬。同財団理事で、NPO法人流山ユー・アイネット代表の米山孝平さんが、NPOの活動状況と福祉ボランティアの実情を報告した。同NPOで、家事援助や介助介護など「ふれあい活動」に参加する会員は900人。犬の散歩、買い物、話し相手と、要望に応じたサービスを会員が有償で行う。

 また、ボランティア活動の実績は「ふれあい切符」として点数化。蓄積した点数は、自身が援助を受ける際に「支払い」にあてられる仕組みだ。点数チケット制は全国に広がりを見せていて、「転勤しても利用できる環境も整ってきた」という。

 参加者からは、居住地近辺で類似の活動をしている団体の有無など、積極的で具体的な質問が寄せられ、参加者の関心の高さがうかがえた。

 特別講座は全5回。第3回は12月6日午後2時から新現役ネットの会議室で開催予定だ。

(11/09)

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23:38

2006年11月06日
おとなの社会科見学会 蒸留所に新鮮な驚き

 新現役ネット会員向け「おとなの社会科見学会」の一環として、先月、1泊2日でウイスキーの蒸留所見学会を開いた。

 会場は「ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所」(仙台市)。20万m2の広大な敷地に、蒸留棟や赤れんがの貯蔵庫が配置されているさまは圧巻。関東、関西から参加した会員10人は、足を踏み入れた途端、見事な景観に目を奪われた。

 案内したウイスキーアドバイザー、伊藤三郎さんの経歴も会員にピッタリ。長年現場でウイスキー造りに携わり、定年後はアドバイザーとして活躍している。経験に裏打ちされた解説に一同、感心。蒸留所でスチーム式のポットスチル内をのぞいたり、製樽棟では香りを出すために、たるの内側を焦がすチャーと呼ばれる作業を見学したりで、会員の好奇心はくすぐられた。

 また、たるで寝かされたウイスキーが、蒸留直後の無色透明からこはく色になる様子を、実物を見ながら解説されると、参加者からは「この年でも知らないことが多いことを思い知らされた」と驚きの声が上がった。

 見学後には5種類の原酒を使ってブレンド体験。参加者は世界に一つしかないオリジナルのウイスキー作りに子供のように目を輝かせた。

(11/02)

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09:09

2006年10月27日
シニア・ベンチャー企業設立

 ■経験と人脈生かしたい

 新現役ネットから、新しいシニア・ベンチャー企業が発足した。「アクティブ・シニアズ レップ合同会社」。商社などで営業経験を積んだベテランが集まり、製品力はあるのに売り方がわからない中小企業を相手に、営業代行業務を行う。

 誕生のきっかけは、新現役ネット理事長・岡本行夫氏の呼び掛け。

 「新現役ネットには新しくビジネスを始めたいと考えている人がたくさんいます。幅広くアイデアを持ち寄り、ニュービジネスを研究しませんか。たとえば日本人が気に入りそうな世界の産品を発掘し、それを日本でネット販売するビジネスなどは比較的リスクが少ないでしょう。モノづくりの達人もいらっしゃいますので、技能や工程管理のノウハウを移転するビジネスも存在し得るのではないでしょうか」

 この呼び掛けに90人を超える会員が集まり、研究会がスタート。1年間の検討を経て新会社設立にこぎつけた。設立パーティーには岡本理事長も駆けつけ、船出を祝った。

 新会社の代表となった上嶋正義氏は「事業の目的は、営業力の弱い中小企業・ベンチャー企業の営業代行。技術力、創造性に優れた素材を、シニアの持つ人脈、経験を生かして世の中に紹介したい」とあいさつ。そのうえで「事業を支えるビジネス・サポーターを募るので、団塊の世代の方々にも是非、参加頂きたい」と、定年後もビジネスにかかわりを持ちたい人の参加を呼び掛けた。

(10/26)

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2006年10月22日
「江戸」イベント盛況 東京の歴史を歩く

 新現役ネットは最近、「江戸」関連のイベントが勢いづいている。

 9月には、街歩きイベント「お江戸捕物帖の世界をたずねて~銭形平次の神田明神あたり~」を開催。募集の30人が早々に集まった。歴史ライターの小林祐一さんが、銭形平次が作中で住まいとしたという神田明神とその周辺を案内した。

 小林祐一さんは今月、「鬼平犯科帖の世界を歩く」の案内もつとめた。池波正太郎の人気時代小説の舞台を、2日間かけて歩き、長谷川平蔵邸跡、回向院など、主要舞台である本所周辺を探索したり、石川島人足寄場跡から富岡八幡宮深川江戸資料館など、深川界隈(かいわい)に足をのばしたりした。こちらも45人が参加。中には関西から参加した池波ファンもいた。また、「日本の粋・新内とクルージングを楽しむ会」では、両国から隅田川までの川下りや、富士松小照師匠の新内節を楽しんだ。

 新しく江戸文化を学ぶシリーズとしてスタートしたのが、「古書でめぐる山野草と江戸の園芸文化~江戸の園芸人たちが残した足跡をたどる~」。

 かつて江戸は世界一の庭園都市で、江戸の園芸文化は現在のガーデニングブームとは比べものにならないほど隆盛を極めていた。このことから、江戸の園芸人らの足跡をたどる街歩きを敢行。古書コレクターで、園芸文化研究家の小笠原亮さんが講義で「講座をきっかけに、山野草や園芸に感心を持っていただけたらうれしい」と話した。

 なお、小林祐一さんの案内する次回の東京散歩は、11月6日。「江戸町民の味を楽しむ」として銀座を歩く予定。また、「江戸の園芸」も第2回を計画中という。

(10/19)

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2006年10月06日
関西フォーラム ゲスト交え談論風発

 新現役ネットは9月22日、大阪市中央公会堂で「第10回新現役宣言フォーラムin関西」を開催した。テーマは「関西の未来を拓く~女の本気・男の本音~」。ゲストは作家の吉永みち子氏、プロデューサーの残間里江子氏、ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。
 冒頭、岡本理事長がジュネーブの国際会議に出席した近況などを報告。世界情勢が大変革を迎えているという視点とともに、国際会議で日本が発言しないはがゆさを指摘。これにからめて「ゲストのお2人はいつもストレートにモノを言う」と紹介した。

 紹介を受けて、吉永氏は、日本人が発言しないのは、「モノを言わないのではなく、モノを言えないのではないか。自分のスタンスが固まらなければ発言しようがない」と、ズバリと論評。

 続けて残間氏が「私たちはよく、きちんとモノを主張できる人、と紹介されるが、それはその勢力の『ものの数』に入っていないということではないか。とかく『困ったときの女頼み』という風潮があり、特に政治の場では、女性が火中のクリを拾うことが多い」とストレートに発言。

 これに対し、岡本氏が「『困ったときの女頼み』と言うと、頼む男が『主』、女性が『従』の主従関係がありそうに聞こえるが、実際には男性が従の場面が多い。だいたい、ゲストのお2人が話を始めると、途中で割って入れない」と笑いを誘った。

 討議はこの後、就職や仕事上の男女差、人間関係などに波及。会場からの質問にゲスト、ホストが真剣に応じるなど、壇上と会場が一体となるフォーラムとなった。

(10/05)

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2006年09月29日
人気の新講座 身近な話題を英語で読む

 新現役ネットの数ある語学学習に、新しい講座が仲間入りした。「英文コラムを楽しく読む講座」。中級以上のレベルの人が対象だ。
 学校を卒業して以来、英語に接する機会が激減したような人を想定。なじみ深い話題を英語で読むことで、興味深く英語に接し、自然に英文法や構文などのおさらいもでき、語彙(ごい)力増強の効果も期待できるという。音読の繰り返しで英語が口をついて出ることもあるという。

 講師の増永朋子さんは、「講座を始めたきっかけは、現役サラリーマン向けの授業で、英字新聞のコラムが好評だったこと。日ごろ接する機会の多いテーマはなじみやすいということでした。グループ学習ならなお、おもしろくなるのではないかと思っていたころ、新現役ネットのフォーラムに参加。岡本行夫理事長が『ここは自分のやりたいことができる場です』とあいさつなさっていたのを伺い、講座を開設すれば会員の英語学習にも自分の交流の輪の拡大にも役立つと思い、提案しました」と話す。

 このほか、新現役ネットには会員に定着している語学講座が数多くある。「中高年から始める英会話講座」は6年目。卒業生は500人を超える。「中国語入門講座」や「韓国語入門講座」も人気で、定年後の学習意欲の高さがうかがえる。

 最近では、語学学習を楽しく進めようという講座もお目見え。「英語楽らく講座」はそのひとつで、超初心者が参加できるように、絵本から楽しむもの。講師の福島ゆきこさんは、絵本に出てくるやさしい英会話を通じて英語に親しむうちに、らくらくと英会話に発展させるという指導を実践している。

(09/28)

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2006年09月22日
定期アンケート

■85%が「趣味」を持つ

 新現役ネットでは、メールアドレスを持っている登録会員を対象に、毎年2回、定期アンケートを実施している。今回は7月に実施したアンケートから、趣味関連の回答の一部を紹介する。

 回答した733人のうち、趣味を持っているという人は85%、現在趣味を作ろうとしている人は11%、趣味がないという人が4%。

 年齢別にみると、趣味を持っている人は50代前半で78%で、60代後半になると88%で、年齢が高いほど趣味を持つ割合が高い傾向が見られる。

 趣味の内容について具体的な記述があった人の中で、最も多かったのは「ゴルフ」で、84人。2位が「旅」で57人、3位が「テニス」(34人)、4位が「読書」(32人)。5位が「音楽鑑賞」(23人)となった。「写真」「パソコン」「囲碁」なども上位に入っている。

 趣味を始めたきっかけについて聞いたところ、「ゴルフ」と答えた50代の女性は「40代後半に、老後に夫婦で楽しめると思って始めた。当時は幸いデフレでゴルフ会員権が安く入手でき、夫婦でも、また別々でも楽しむことができています」と寄せた。

 このほか、「健康維持のため週2回のスイミングの練習が楽しみ。上達し、マスターズ大会エントリーが目標」(70代男性)のように、健康のために身体を動かす趣味をはじめた人も目立った。

 専門的な領域に踏み込んだ趣味では、70代の男性で「パソコンが趣味で、ムービーを取り入れたホームページの制作、研究」。60代女性が「和服のリフォームが趣味。着る機会の無くなった両親の着物がもったいなくて、なんとかして今によみがえらせたくて始めた」など、回答を寄せた人もいた。

(09/21)

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2006年09月15日
熱海「ニューライフ支援室」

 ■団塊の移住促進図る

 新現役ネットは、地方自治体から協力要請を受けることが増えてきた。静岡県熱海市もそのひとつだ。

 熱海市は9月1日付で「ニューライフ支援室」を設置した。まもなく定年を迎える団塊世代に、熱海市への移住を促す政策を推進するのが目的だ。

 新現役ネットは、支援室設置に先立つ8月29日に、東京・田町の新現役ネット会議室で、「熱海市で団塊世代は何ができるシンポジウム~熱海市の観光事業から社会活動まで、全てを語り合う~」を開いた。

 当日は熱海市の小松久男企画政策課長、石渡久照ニューライフ支援室長、山田久貴主査のほか団塊の世代など35人が出席。議論は小松課長と石渡室長による熱海の現状説明から始まった。

 熱海市は、昭和52年をピークに、年々人口が減ってきており、今は4万1000人台と、ピーク時より1万人ほど減少。観光産業の低迷が主因で、このため市では現在、観光資源の見直しや、その他産業での活性化などを画策中という。そこに、経験豊富な団塊世代のパワーがいかせるのでは、と目をつけたという。

 参加者からは、「アピールする点が不明確な印象」「昔の歓楽的な温泉街の印象が残ったまま」などの問題点と、「どこにでもある温泉観光都市ではなく、ラスベガスのような本格的なショービジネスの街を目指したらどうか」などの提案が出された。また、市の目指す移住促進については、「その街で自分が必要とされる環境を整備すれば、期待が持てるのではないか」という意見が出た。

 石渡室長は「的確な情報提供やNPO設立支援ができるような体制を整えたい」と方針を表明。今後、地元でのシンポジウム開催に意欲を示した。

(09/14)

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00:17

2006年09月09日
第27回フォーラム 英語教育で議論

 8月28日に科学技術館・サイエンスホールで開かれた第27回新現役宣言フォーラム「日本の教育を考える」での白熱した議論の一部を前回に続いて紹介する。ゲストは文部科学相の小坂憲次氏と慶応義塾大学教授で新現役ネット理事の島田晴雄氏。ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。
 小坂文科相は講演で、小学生からの英語教育の必要性について語った。

 「英語で世界の人たちと対等に意見を交わせる人材を作ることは大切。国際会議で通訳を介していては議論に遅れ、国際的なルール作りの場で従う立場に置かれる。日本語がダメになるという意見があるが、それは日本語をしっかり教えるという国語の課題で、子供たちの脳そのものは両方を受け止められる」

 岡本理事長は小坂文科相に同調し、「子供の吸収能力は無限。IT時代には英語に小さいうちからなじんでおかないと、情報収集力で大きくたちおくれる」と発言した。

 一方、島田教授は「すべての小学生が不確かな発音で広く浅い英語教育をするより、意欲のある学生たちに限られた予算を集中して教育したほうが効果的ではないか」と見解を述べた。

 質疑応答では参加者の1人が「小さいころから間違いまじりの英会話を学ぶより、文法にのっとった正しい英語を学ぶほうが国際社会で尊敬される」と質問。これに対し小坂文科相は「8歳から12歳の脳は語学を母国語として覚えるが、それ以降では翻訳をする語学になってしまう」と時期の大切さを指摘した。

 新現役世代に最も関心の高いテーマとあって、会場からは途切れることなく質問が続き、小坂文科相はこれに丁寧に応答した。

(09/07)


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20:20

2006年09月01日
新現役宣言フォーラム 学校教育の向上望む

 第27回新現役宣言フォーラムが8月28日、科学技術館・サイエンスホールで行われた。ゲストは文部科学相の小坂憲次氏、慶応義塾大学教授で新現役ネット理事の島田晴雄氏。ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。現職大臣を囲んで「日本の教育を考える」をテーマに活発な討論を繰り広げた。今回はその模様を紹介する。
 冒頭あいさつに立った岡本理事長から、超多忙の現職閣僚がフォーラム終了まで討論に参加することが披露されると、会場から歓迎の拍手がわいた。

 小坂文科相は「私はいわゆる文教族ではないが、一般市民としての気持ちと視点を大切にしつつ大臣をやっている」と、自分の教育行政に携わる立場を示し、そのうえで現在進めている教育基本法改正の趣旨と意義を説明し、経過を明らかにした。

 子供たちの学力低下の問題については、ひとつの原因として読解力の弱さを指摘。

 「小学校の社会などの教科書を開くと、例えば『石碑』という熟語は『石ひ』となっていて、これでは『いしひ』としか読めない。また『稲作』は『いな作』となっている。後の学年で『稲(いね)』という字を習うと、『いねさく』と読まれてしまう。学年ごとの漢字の割り当てを固定的に考えるのではなく、熟語は漢字のまま載せ、必要ならルビをふればよい」と、漢字教育のあり方にも言及した。

 学力低下の元凶といわれるゆとり教育について、「総合的な学習の時間は、その理念は正しいと思うが、学校現場への指導に問題があった」と述べ、「PDCAサイクル(プラン・ドゥー・チェック・アクション)をしっかり確立することで学校教育の質の向上に役立てることが必要だ」と結んだ。

(08/31)

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09:32

2006年08月29日
「エコ・チャレンジ!」コンテスト

 ■シニアの知恵を募集

 環境省、NPO、企業、大学などが連携して、環境問題の解決になるビジネスに特化した企画コンペティション「エコ・ジャパン・カップ2006」(エコ・ジャパン・カップ2006実行委員会主催、委員長=清成忠男法政大学前総長)の活動の一つに、起業に挑戦する個人・グループを応援する「エコ・チャレンジ!」コンテストがある。

 コンテストには、企業やNPOが賞を提供。新現役ネットも「シニアエコビジネス賞」を提供する。この賞は50歳以上の個人・グループが提案するアイデアが対象で、新現役ネット会員がアイデア実現に協力、支援する。船橋利幸事務局長代行は「環境問題とビジネスをつなげることで第二の人生の新しいテーマが生まれることを期待する」と話す。

 新現役ネットも会員の呼びかけで環境活動を行っている。2002年には新潟県神林村の農家と低農薬栽培による米作りを実施。2005年には、NPO「つくば環境フォーラム」の活動に賛同した会員が里山保全活動の研究会を開催。参加した会員からは「ボランティアに頼るのでなく、そこから小さなビジネスを生み出すことで、より確かな活動となる」という声も聞かれた。

 エコ・ジャパン・カップ2006事務局の推進統括・安在尚人さんは、「新現役のシニアエコビジネス賞への期待は大きい。シニアの経験や知識には、環境問題解決の種がつまっている。それが環境ビジネスになれば、シニアの生きがいづくりにもなる。会員が受賞アイデアの実現を支援をするのは、何よりの賞品。締め切りは9月5日。シニアの知恵を使った環境ビジネスアイデアを待っています」と話している。

(08/24)

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08:31

2006年08月11日
“IT広場” ビデオメールに挑戦

 インターネットや携帯電話などのIT(情報技術)は、ただ不慣れというだけで、便利を享受できずに損をしているケースが多い。
 生活に役立ち、豊かにするITや関連製品が多くある中、新現役ネットは「IT化社会を考える研究会」を設立。新しい技術や製品の活用で生活を豊かにすることを通じて、IT化社会の健全な発展と定着化の一助にしようと活動している。

 ワークショップ方式で、できるだけ参加者から身近なテーマを募り、平易な勉強会的内容で進めていく「IT化社会を楽しむ広場」を開催。

 代表幹事の木村寿太郎さんは「便利なインターネットや携帯電話も専門家だけがフル活用していては、社会がゆがむ。バランスのとれた普及を手助けしたい」と話した。

 第1回は「Googleなどインターネットはこんなに便利」と題して7月に開催。今月の第2回は「USBカメラを使って、ビデオメールを送ろう」。

 参加者の能村威史さん(NTT東日本)が、使い方を指南。参加者からは「キーボードが苦手ならビデオメッセージで、簡単にメールが出せる」との声も。

 別の参加者も「家族はパソコンを使いこなしているが、何度も同じ質問をしづらい。こうした機会に知識と技術を習得して、後で、『あっ』と言わせたい」と話していた。

(08/10)

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00:11

2006年08月04日
新現役健康塾“笑い”の効果に納得

 最近、笑いが体の免疫力を高め、病気の予防や改善に効果があることが注目されている。

 笑いの本場・大阪では医療や福祉現場で笑いを取り入れ活動が盛んになっていることもあり、新現役ネットでも7月19日、「新現役健康塾・笑う門には健康来たる~笑顔が何よりのクスリです~」を開催した。

 講師の川上千里さんは日本笑い学会関東支部運営委員。「健康生きがいアドバイザー」としても、全国に笑いを届けるボランティアとして活躍中だ。

 「医者や薬に頼るよりも、まず自分の免疫力を高める努力をすべきです。そのためにはまず、食事と心の健康が大切で、心の健康にはストレス軽減・生きがい、そして笑いが重要」と、川上さんの軽妙な講演に参加した40人が聞きほれた。

 講演で川上さんは、ストローで笛や竹とんぼを作ることを提案。やってみると出来具合がそれぞれ違い、これがなかなか笑える。童心に帰り自然に笑う大切さを訴える効果的な小道具になった。

 最後には得意の南京玉すだれも披露。参加者は笑いの健康増進効果をすっかり確信していた。

(08/03)

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11:03

2006年07月28日
速メモ術講座 「役立つ」と好評

 勉強好きな中高年向けに、効率のよいメモの取り方を学ぶ機会を提供しようと、新現役ネットは、財団法人・日本消費者協会とともに特別講座「役立つスピードメモ術」を開催した。講師は、中根速記学校理事長の中根康雄さん。
 中根さんは、速記を難しがる声が多いことから、ちょっとしたコツで素早く、正確にメモが取れる手法を工夫。速メモ術として勧めている。中根さんは「私たちは日ごろ、漢字の一部分だけで字を表すなど、省略という手法を結構上手に使っている」と説明。

 もとはといえば、ひらがなもカタカナも、漢字の省略によって生まれた日本独特の「すばらしい速メモ術」。中根さんの速メモ術もひらがな、カタカナを上手に使うことが基本で、ポイントは、書かなくても分かるものを、なるべく書かないこと。一種の「省略」だ。

 「たとえば-」と、出した例は「月光仮面」。

 発音通りにカタカナで書くと「ゲッコウカメン」。「ゲッ」「コウ」「メン」と音読みに多い「〇ッ」「〇ウ」「〇ン」の音で構成されていることが特徴だ。

 中根さんは、これらの2文字目を省略して「ゲコカメ」の4文字で表すことを提唱する。

 ミソは文字を書く位置。本来の位置よりも上の位置にしたり下の位置にしたりして使い分ける。これに、ひらがな表記も組み合わせて、省略された字を示す。

 「月光仮面」で言えば、「ゲ」を下位置に小さく書いたら「ゲッ」、ひらがなで「こ」を表記して「コウ」を示し、「メ」を上位置に小さく書くと「メン」と読む、という具合だ。これなら7文字のところを4文字で示せる。話し言葉をより上手にメモできる。

 講座では、まず「ン」の省略を覚えることから練習。参加者も「実習のシート」に挑み、中には、規定時間前に全問を解いた参加者もいた。

 「コツを覚えると役に立つ」という声も多く、新現役ネットは今後も、役立つ講座の充実を図る方針だ。

(07/27)

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19:08

2006年07月21日
団塊倶楽部どっとくむ

津軽三味線の音色堪能

 昭和22~24年生まれの団塊世代が中心になった異業種交流会の色彩を持つサークル、「団塊倶楽部どっとくむ」は、関東組と関西組がそれぞれ、さまざまな活動を行っている。今回は関西組の最近の活動を紹介。
 6月23日に実施した「落語家と行く、水都浪花百景黄昏クルーズ」は、みなづきの黄昏時に、落語家さんの案内で、大阪の今昔や文化、エピソードなどをめぐりながら、ライトアップされた川岸の景色を堪能する川下り。笑いと感動のツアーは大盛況だった。

 イベントを企画した伊藤允孝さんは「日ごろ、大阪の街を忙しく動いていますが、時には、あらためて違った角度からこの大阪の街を見ても面白いと思い企画した」と話している。

 また、7月8日に開催されたのは「津軽三味線で、団塊の時代をおおいに歌う」。

 全国に数軒しかないといわれる「津軽三味線ライブハウス」の居酒屋を会場に、店主で津軽三味線全国大会優勝の経験も持つ竹田傑さん(52)の演奏を堪能するイベント。竹田さんは邦楽トリオ「和楽童子」を率いて、アジア、豪州、南米など世界中を飛び回る実力派。

 参加者はホンモノの演奏の迫力に圧倒され、研ぎ澄まされた音を堪能していた。

 企画した内藤強志さんは「自宅近くの店だが、仲間に話したら、紹介するよう求められ、今回のイベントとなった。仲間同士で楽しみを持ち寄り、共有できることの価値を再認識した」と話している。

(07/20)

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14:09

2006年07月17日
歴史研究家・小林さん 江戸を再発見する講座

 新現役ネットでは、繁栄をきわめた魅力的な街、江戸・東京の歴史をたどりながら歴史を再発見しようという講座を開いている。
 講師は、「歴史街道/東海道・中山道を歩く」や「山手線29駅発 江戸・東京歴史探訪ウオーキング」などの著書を持つ歴史研究家の小林祐一さん。

 第1回は、徳川家康の江戸入府と江戸の都市計画。2回目は、武家の生活・庶民の暮らしについて、古地図を見ながら迫った。その次は「検証-大江戸事件簿」と題して、明暦の大火、八百屋お七、め組のけんか、小塚原の人体解剖など、江戸で起こった事件の謎解きを3回に分けて行った。

 さらに7月に入り、野外講座の特別編として、「江戸をささえた上水道『玉川上水』の源流を訪ねて」を開催。良質の水が得られなかった江戸市街への生活用水を送るライフラインとして貴重な役割を担った玉川上水に沿って、史跡をたずねた。

 小林さんは、「羽村取水堰(せき)と玉川上水はいつ見ても圧倒的な存在感がある。江戸の土木技術に改めて感動した」と話していた。

 次回の「東京散歩の会」は8月8日。「都内唯一の国宝建築、正福寺千本地蔵堂と鎌倉古街道を歩く」がテーマ。武蔵野の面影を残す雑木林や田園風景に囲まれた東村山を歩く企画で、ふだんは非公開の正福寺境内を間近に見物できる。

(07/13)

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09:44

2006年07月07日
「バイク人生」ロマンを語る

学びの会 加藤さん

 今回は6月20日に名古屋で開催された学びの会を紹介。講師の加藤峰夫さんはオートバイ販売店を営む会員で、オートバイで世界1周、63カ国13万キロを走破した経験を「バイク人生を語る」の表題で語った。
 最初に加藤さんが、オートバイの旅に出たのは1975年。出発点は南アフリカのダーバンだった。ところが、出発前に日本から船積みで送ってあったオートバイが、船が沖に泊まったままで荷揚げができずに届かなくなるアクシデントに直面。ただじっとしていてももったいないと、現地のバイク修理工場に顔を出し、手伝いを始めた。そのうち現地の人と仲良くなった。すると、さまざまなアフリカの情報を聞くことができ、出発前の1カ月近い待ちの時間が、むしろ土地に慣れるいい経験となった。

 ツーリングは野宿と自炊がほとんど。英語は片言ですべて出たとこ勝負。見知らぬ人とも機会があれば接触し、初対面の人の家に泊めてもらったり、食事をごちそうになったり。「これで病みつきになり」2年後には、インドから中近東を経てヨーロッパに渡り、アフリカのサハラ砂漠を縦断する旅に挑んだ。アメリカ大陸も縦断した。

 加藤さんは団塊の世代。シルクロードをバイクでたどる夢を持っている。「これから青春真っ盛りの人生を過ごそうと思います」と話す。

(07/06)

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14:22

2006年07月02日
団塊倶楽部どっとくむ

ライブハウスでダンス

 新現役ネットで、1946年から50年生まれの団塊世代で構成する「団塊倶楽部どっとくむ」。東京と大阪に活動拠点を置いて、120人の部員が毎月、イベントを開催している。
 このほど実施したのは「ALWAYS 六本木のオールディーズ ライブハウス」。60年代、70年代の音楽を聴いて踊り楽しむイベントだ。東京・六本木のライブハウス「スリーパーズ」を会場に40人が集まった。

 店の専属バンドがビートルズナンバーを演奏しはじめると、さっそくダンススペースでイキのいいダンスを披露、思い思いに体を動かした。

 企画したのは、団塊倶楽部の部員、雨宮緋佐子さんら3人の女性。ニュービジネス研究会で「女性による女性のための会社」を作った仲間だ。雨宮さんは「過去は懐かしむだけのものではなく、今もわれわれに原点を思いださせ力づけてくれる」と呼びかけた。

 会場となった「スリーパーズ」の専属バンド代表、大倉百人さんも団塊世代。「若者以上にいきいきと生きている大人に来てほしい」と話していた。

(06/29)

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00:04

2006年06月25日
音楽同好会 介護施設に“出前演奏”

 今回は、音楽同好会ウクレレクラブのボランティア活動についてご紹介する。

 新現役ネットの会員の同好の有志が自主的に運営する同好会のひとつ、「音楽同好会」が6月12日、東京都小平市の介護有料老人ホーム「ライフコミューン一橋学園」に出前演奏に出かけた。

 同好会のメンバー7人。ホームの入居者やスタッフら60人がメンバーを歓迎する中、午後2時からの1時間、唱歌、軍歌、流行歌、童謡など15曲を、ウクレレ、ギター、ハーモニカ、キーボードで演奏した。

 演奏会では、前奏から歌声が聞こえるなど大盛況。アンコールもあり、参加者、施設の方々ともども楽しい1日をおくることができた。

 音楽同好会ウクレレクラブ幹事の手塚政宏さんはこう話す。

 「学生時代にやってみたかったピアノとウクレレを趣味にしてきましたが、これがボランティアに結びつくことができるとは驚きでもあり、感激でもあり、世の中の可能性の広さを実感しました。

 今回参加できて、本当によかった。当日までは、何人が参加されるのか、果たして聞いてくださるのか、楽しんでいただけるものなのか、途中で帰られてしまうのではないかなど、不安だらけでしたが、始まってみると心配は吹き飛びました。

 目が合うと笑みを返してくれるし、拍手は多い、アンコールもあって、施設の皆様にも喜んでいただき、われわれも満足感でいっぱいでした」

(06/22)

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23:46

2006年06月16日
【ゆうゆうLife】新現役ネット 第26回新現役宣言フォーラム


 ■女性は自分の価値観を持って

 5月29日に日本青年館で開かれた第26回新現役宣言フォーラム「女が創る未来」での白熱した論議の一部を今回も紹介する。ゲストはキャスターの田丸美寿々氏、作家の吉永みち子氏。コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏。岡本行夫理事長もホストで議論に参加した。

 残間氏 「新しい未来を作るには、私たちは何を捨てて何を拾えばいいのか」

 吉永氏 「何を捨てるか、拾うかは個人で決めればいいが、これまでの男性社会の上下関係に女性もくっついていて、夫の役職や年次でしか社会的地位をはかれない女性が多いのは問題。女性自身が自分の価値観を持たないと。それと、男性も女性と一緒に元気にならないといけない。子供が手を離れて、さあこれから、というときに夫がずっと家にいてケアしなければいけない、なんてことだと大変」

 残間氏 「団塊世代800万人の動向次第で世の中も変わるのではないか」

 吉永氏 「この世代の男性は年金分割の制度が導入され、『熟年離婚の危機が高まった』と嘆いている人が多い」

 田丸氏 「離婚して我が世の春を謳歌(おうか)できるのは40歳から50歳になるまで。そのころは私も肩の力が抜けて自分のペースで生きるのは楽しいな、と思えた。でも今はそろそろ人生の店じまいもしないといけないかなとか、結婚は面倒だからしないだろうから、最後はひとりだろうから、これからの『自分の現役』を見つけないといけないなとか。私は生涯、キャスターをしたい。日本最古のキャスターといわれたい。でも口がまわらなくなれば使われないかも」

 岡本氏 「男性は社会の中で課長とか部長とか呼ばれ、名前がないことに慣れているが、タイトルでしか自分を識別できない人は定年後は悄然(しょうぜん)としてしまう。自分が一人称で語れる自分の世界を、仕事以外で持っているかどうか。女性には自分の価値観を持つことが大事、という話があったが、男性こそそうしないといけないようだ。老人ホームで一番嫌われるのが、大企業の経験者らしいですから」

[2006年06月15日 東京朝刊]

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12:56

2006年06月09日
【ゆうゆうLife】新現役ネット 第26回新現役宣言フォーラム

 ■「女が創る未来」白熱した議論

 第26回新現役宣言フォーラムが5月29日、日本青年館で行われた。ゲストにキャスターの田丸美寿々氏、作家の吉永みち子氏を迎え、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏と、第一線で活躍する女性がずらりと並ぶ豪華な顔ぶれ。ホストの岡本行夫理事長もまじえ、「女が創る未来」をテーマに活発な討論を繰り広げた。今回はその模様を紹介する。

 残間氏 「『女の時代』という言葉は1979年に西武百貨店の『女の時代到来』という垂れ幕で世に出た。76年には角川文庫が『女よ自分で歩きなさい』とうたった。この30年間に、女はどう変わったかを議論したい」

 田丸氏 「私は75年にフジテレビにアナウンサーで入り、『女の時代到来』といわれた79年にニュース番組を担当した。80年代は女性初の最高裁判事や党首も出て女の時代だと思ったが、当時は女性はファッションでしかなく、90年代に女性がプロとして何ができるのかが問われはじめた」

 吉永氏 「はじめは競馬新聞に入社した。競馬が好きだったからだが、中央競馬会の採用は男子だけ。競馬新聞の社長に、どうしても入りたいと言って入れてもらったが、理解があったからではなく『面白いじゃねえか』って」

 岡本氏 「基本的に男性社会はけしからん。企業や政府をひっぱる人に女性の比率は圧倒的に少ない。男性が閉塞(へいそく)状況に追いやっているし、女性側にも問題があった。女性は夫の社会的地位や序列で自分を位置づけることがあるが、これからは自分で自分の居場所と価値観を決めるべきだし、そうなってくる。男も女と同じ、と自覚する日が来ると思う」

 白熱した議論はさらに次週に。

[2006年06月08日 東京朝刊]

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15:22

2006年06月01日
【ゆうゆうLife】新現役ネット 西会津アーティスト交流展

 ■芸術家に創作の場提供

 新現役ネットの活動から生まれた第1号のNPO法人「西会津国際芸術村」が、「西会津国際芸術村アーティスト交流展」を開催中だ。

 「西会津国際芸術村」は、福島県西会津町の廃校となった木造中学校校舎を、芸術家の創作の場として再利用しようという新現役ネット会員の提案から生まれたNPO。活動開始から2年目を迎え、現在、2期生となるリトアニア共和国のアーティスト2人が滞在、芸術村で創作活動を行っている。

 バレンティナス・ブタナビチウスさんは、画家・コスチュームデザイナーで、アリトス市中等学校美術教師をしている。「日本の文化を知り日本画の繊細さを学びたい。帰国後には東洋と西洋のアートセンターを作りたい」と抱負を語る。

 もう1人のケスチュティス・ベネディカスさんは、彫刻家・建築士。

 「日本の伝統文化、言葉、芸術、自然にとても興味があり、それらについて知りたい」と語る。会津地方の特産である桐に関心を持ち、特徴のある会津桐タンスを研究しながら、欧米人向けの家具を提案しようとしている。

 NPO東京事務所のある世田谷区の画廊「スペースS」(世田谷区等々力5の14の18)で「西会津国際芸術村アーティスト交流展」を5月20日から開始、この2人の作品もみられる。

 ブタナビチウスさんは絵画、ベネディカスさんは木の彫刻を出展。ほかに、日本の画家、彫刻家の作品も並べられている。期間は6月3日まで。西会津国際芸術村の安藤寿美子理事長は「2人の作品や、NPOの活動を紹介すると同時に、アーティストたちの交流のきっかけになればと思う」と話している。

[2006年06月01日 東京朝刊]

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admin
日時:
12:02

2006年05月31日
【ゆうゆうLife】新現役ネット ニュービジネス研究会 四起業活動開始

 昨年の八月に岡本行夫理事長の提案で始まったニュービジネス研究会は、健康グループ、物販グループ、環境グループなど、五つの分科会ごとに事業化の可能性を検討してきた。新現役ネットは、中高年の経験や知識を再び社会でいかせるきっかけ作りを目的に活動。シニアベンチャー起業や、シニアによるNPO設立を支援してきた。
 今回、ニュービジネス研究会活動の結果、四つの新しい事業活動が生まれることになった。

 健康グループでは、合同会社(LLC)「新心元気会」を設立し、健康、予防医学などの商品・サービスの提供を実施。物販グループはやはりLLC「アクティブ・シニアズ・レップ(ASR)」を創設、中小企業を中心に営業代行業務を行う。

 また環境グループはNPO法人「環境ベテランズファーム」を立ち上げ、環境に関する知見を持つ専門家をネットワーク化。さらにグループとは別に、研究会参加の女性有志による「PLVID」もおこし、経験を積んだ女性たちのコミュニティー事業を展開する。

 今後各グループは、それぞれ具体的な法人設立手続きに入る。

[2006年05月18日 東京朝刊]

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admin
日時:
21:56

2006年05月24日
【ゆうゆうLife】新現役ネット 関西懇親会 外交問題を講演

「関西・正会員懇親会二〇〇六」が四月二十六日、大阪市北区のホテルで開かれ、八十人超の参加者でにぎわった。
 第一部は岡本行夫理事長から「緊迫する日本をとりまく国際情勢」と題した講演が行われた。

 日本と隣国の関係を、韓国との竹島問題から、北朝鮮の拉致事件、中国との歴史認識の違いなどをまじえて説明し、これらの問題の根幹に「(日本が)相手に伝えることがヘタで、自分の立場を言葉で国際社会の中で言ってきていない」という問題があると指摘した。さらに日本外交の長期的な展望の必要性を語った。

 第二部は、場所を変えて立食形式での懇親会。運営スタッフはボランティア。六十歳を過ぎてプロ歌手となった、正会員の荒尾一夫さんがハワイアンを披露したり、定年後にひとりビジネスを始めた舟貝政夫さんも趣味の南京玉すだれの芸を披露した。懇親会の最後は抽選会で、岡本理事長の著書などの賞品が全員にプレゼントされた。

 この四月に就任した濱洲(はましゅう)事務局長は新現役ネットは正会員の年会費で支えられており、機会あるごとに正会員の皆さんと一緒に楽しめる有意義な会を開きたい」と語った。

[2006年05月11日 東京朝刊]

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日時:
15:24

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