水と緑に誘われて 歴史の丘「飛鳥山」を行く(H22.6.19)
月曜日に関東地方の「梅雨入り」が発表され、週間予報でも降水確率が70%。前日まで降り続く雨で誰もが雨の中の散歩、と予想していたことでしょう。
ふたをあけてみるとこの通り↑。王子の緑の屋根のおかげで強い日差しもいくらかラクに。雨傘から日傘へと変わった東京 建築・街めぐり。この日は建築史家の斉藤理さんと一緒に飛鳥山公園を訪れました。
飛鳥山公園は、八代将軍徳川吉宗の指示で1270本の桜を植え、大岡越前の時代、江戸庶民のためにこの地を花見の地にしたのが始まりといわれる公園です。 江戸時代、上野の山では、酒、団子が御法度であり一般民衆が今のように飲めや歌いの花見が出来たのは、飛鳥山と隅田川岸。飛鳥山は江戸民集に支持を受けた公園でありました。
いわずと知れた桜の名所でもありますが、歴史的な見所があるのもこの飛鳥山公園の魅力の1つです。園内には2つの国指定重要文化財「晩香廬」と「青淵文庫」が残されています。今回は学芸員の方の解説付きで見学しました。
晩香廬は洋風のバンガロー式の要素と和風の数寄屋造りを調和させた小建築。壁やレンガの組み方・玄関など細かい部分まで自然と一体化させた作りにしているのが特徴だ、と斉藤先生は教えてくれました。玄関の扉の向こうには緑の施しもあります。
なにげないことでも、斉藤先生の分かりやすい解説で注目する点や興味のポイントが広がります。
この「東京 建築 街めぐり」ではその街に佇む歴史ある建造物にもめぐり合うことが出来ます。ただし、それは自分たちではなかなか注目しない建造物で、斉藤先生のご案内があってこそのものだ、と改めて気がついた1日でした。
また秋ごろに「東京 建築・街めぐり」を予定しています。お楽しみに!!
